スタッフブログ

こんにちは。水戸市の外壁塗装・屋根塗装専門店、プロタイムズ水戸中央店(株式会社いばらき塗装テック)です。今回は、屋根の「カバー工法」について分かりやすく解説します。

「屋根の傷みが気になるけれど、葺き替えは大掛かりそう」「カバー工法という言葉は聞くけれど、自分の家に合うのか分からない」。そう感じている方も多いのではないでしょうか。

屋根の工法は種類が多く、専門用語も多いため、迷ってしまうのは自然なことです。

この記事を読むと、以下のことが分かります。

・カバー工法の仕組みと葺き替えとの違い

・カバー工法が向いている屋根・向いていない屋根の見分け方

・費用の目安と、金額が変わる主な要因

まず仕組みを整理したうえで、向き不向きの判断基準、費用感の順にお伝えします。それでは、まず基本から整理していきましょう。

1. 屋根の「カバー工法」、うちの家でもできる工事?

カバー工法は、既存の屋根を撤去せず、その上に新しい屋根材を重ねて張る工事です。屋根の傷みが気になり始めたものの、大掛かりな工事は避けたいという方にとって、選択肢の一つになります。

屋根材の色あせや、コケ・カビの発生、表面の細かなひび割れといった症状は、劣化の初期段階でよく見られる変化です。こうした症状に気づいたとき、すぐに大規模な葺き替えが必要になるとは限りません。まずはどの工法が選べるのか、選択肢を知っておくことが判断の第一歩になります。

葺き替えとの違いは「撤去するかどうか」

屋根のリフォームには、大きく分けて「葺き替え」と「カバー工法」の2つの方法があります。葺き替えは、既存の屋根材をすべて撤去し、下地から新しく作り直す工事です。撤去した古い屋根材は産業廃棄物として処分することになり、その処分費用も工事費に含まれます。

雨漏りの原因となっている下地まで傷んでいる場合は、この方法でないと根本的な解決になりません。

一方でカバー工法は、既存の屋根材はそのまま残し、その上に防水シートと新しい屋根材を重ねて設置します。下地自体に大きな問題がなければ、撤去や廃材処分の工程を省けます。その分、工期を短縮しやすく、工事中に発生する音やほこりも抑えやすいという特徴があります。

カバー工法で期待できること

既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる構造となるため、雨音や外気の伝わり方が変わり、防音性や断熱性の向上につながることもあります。夏場の屋根裏の暑さや、雨の日の音の響き方が変わったと感じる方もいるようです。

また、既存の屋根材を撤去しないため、工事中に発生するほこりや騒音を抑えやすくなります。この点は、実際に工事を経験した方から挙がる声の一つです。

ただし、カバー工法はどんな屋根にも使えるわけではありません。既存の屋根材の種類や下地の状態、建物の構造によっては、この工法を選べない場合があります。良いことばかりに見える工法でも、条件次第で選べないケースがあることは、事前に知っておきたいポイントです。

「工期が短くて費用も抑えられそうだから、うちもカバー工法にしよう」と最初から決めてしまうケースもあります。しかし実際に診断を受けた際に「この屋根には適用できません」と言われ、想定していた計画を見直すことになるかもしれません。

工法を決める前に、まず自分の家の屋根がどちらのタイプに当てはまるのかを知っておくことが、無駄のない検討につながります。次の章で、向き不向きの見分け方を詳しく説明します。

2. カバー工法が向いている屋根、向いていない屋根の見分け方

カバー工法を選べるかどうかは、屋根材の種類と下地の劣化状況によって変わります。見た目だけで判断せず、まずはどのような状態なのかを整理しておきましょう。

向いている屋根の特徴

スレート屋根や、比較的軽量な金属屋根は、カバー工法との相性がよいとされています。下地の防水性能がまだ保たれている場合、表面の色あせやひび割れといった軽度な劣化にとどまっていることが多くなります。

こうした状態であれば、重ね張りによって耐久性を回復させやすくなります。築年数がそれほど経っていない、あるいは以前に一度メンテナンスを受けている屋根であれば、選択肢に入りやすい傾向があります。

向いていない、または注意が必要な屋根の特徴

一方で、瓦屋根は基本的にカバー工法の対象外とされています。瓦は表面に大きな凹凸があるため、上から新しい屋根材を均一に重ねること自体が難しいとされています。

加えて瓦自体の重量が大きいため、構造体への負荷や耐震性への影響も考慮する必要があります。このため瓦屋根の場合は、葺き替えでの対応が基本になります。また、下地の木材が雨漏りなどですでに腐食している場合は、いくら上から新しい屋根材を重ねても根本的な解決にはなりません。

腐食した下地の上に新しい屋根材を重ねると、内部の劣化が発覚しないまま進行するおそれがあります。この場合も、下地から作り直す葺き替えが必要になります。

すでに複数回の重ね張りが行われている屋根も注意が必要です。屋根材を重ねるたびに建物への負荷は増えていくため、既存の状態によっては、これ以上重ねられないと判断されることもあります。

自己判断が難しい理由

見た目では劣化が軽そうに見えても、下地の内部まで傷んでいるケースは珍しくありません。屋根の状態は屋根の上からでないと正確に把握しづらいため、自己判断だけで工法を決めるのはおすすめできません。

雨漏りが起きている場合や、過去に雨漏りを修理した履歴がある場合は特に注意が必要です。下地の状態を含めた診断を受けたうえで、工法を選ぶことが大切です。屋根の上に上がっての目視確認に加え、天井裏からの確認や散水による状態チェックを組み合わせます。

そうすることで、表面からは見えない下地の傷みまで把握しやすくなります。屋根材のグレードや工法の選択肢は、次の章で費用と合わせて確認していきましょう。

3. カバー工法の費用はどのくらい?知っておきたい相場と変動要因

カバー工法にかかる費用は、選ぶ屋根材のグレードや屋根の面積、下地の状態によって幅があります。まずはおおまかな目安を押さえておきましょう。

屋根材のグレードによる価格帯の違い

屋根材にはいくつかの種類があります。一般的なガルバリウム鋼板、遮熱性能やデザイン性を高めた屋根材、耐久性を重視したストーンチップ仕様の屋根材です。種類によって耐久年数と価格帯が異なります。

耐久年数が長い屋根材ほど初期費用は高くなる傾向がありますが、その分次のメンテナンスまでの間隔を延ばせる可能性があります。どのグレードを選ぶかは、今後どのくらいの期間その家に住み続ける予定かによっても判断が変わってきます。

価格が変わる主な要因

同じ屋根材を選んだとしても、実際の費用は建物ごとに異なります。主な要因は次の通りです。

・屋根の面積や形状(寄棟・切妻など)による材料使用量の違い

・下地に補修が必要かどうか

・足場の設置が必要な範囲

特に下地補修については、実際に既存の屋根材をめくって確認しないと分からない部分が多くあります。そのため、診断の段階で提示される金額と、着工後に判明する追加費用が発生する場合とがあります。

見積りを受け取る際は、金額の内訳だけでなく、どのような場合に追加費用が発生し得るのかまで確認しておくと安心です。

相見積りで見ておきたいポイント

複数の塗装会社から相見積りを取る場合、金額の高い低いだけで比較するのは避けたいところです。後になって「思っていた内容と違う」と感じることがあります。屋根材のグレード、足場費用が含まれているかどうかまで確認したうえで比較しましょう。そうすることで、金額差の理由が見えやすくなります。

また、カバー工法は既存の屋根材を撤去しない分、葺き替えに比べて廃材処分費がかからず、総額を抑えやすい傾向があります。ただし、これはあくまで下地に大きな問題がない場合の話です。下地補修が必要になれば、その分費用は上乗せされます。金額の大小だけでなく、なぜその金額になるのかという内訳を確認する姿勢が、後悔しない工事選びにつながります。

正確な費用を知るためには、屋根材のカタログ価格だけを見るのではなく、実際に建物を確認したうえでの見積りが欠かせません。次の章では、当店がどのような考え方で診断や提案を行っているかをご紹介します。

4. プロタイムズ水戸中央店が、屋根の診断とカバー工法で大切にしていること

ここまで、カバー工法の仕組みと向き不向きの見分け方、費用が変わる要因についてお伝えしました。こうした判断は屋根の状態を正確に把握することが前提になるため、当店でも診断の精度を重視して対応しています。

有資格者による診断で、下地の状態まで確認する

その診断の軸は、国家資格を持つスタッフによる建物診断です。資格を持つスタッフが、屋根の表面だけでなく下地の劣化状況までを踏まえて判断します。

屋根の表面だけでなく、下地の劣化状況までを踏まえて、カバー工法が適しているか、葺き替えが必要かを判断します。屋根材の種類や劣化の進み方は建物ごとに異なるため、写真や図面だけに頼らず、実際に屋根に上がって状態を確認します。

診断結果は写真に残してご説明し、判断の根拠を後から振り返れるようにしています。

屋根材の選択肢を複数用意している

当店では複数の屋根材を取り扱っています。ガルバリウム鋼板をはじめ、遮熱性能を高めた屋根材や、デザイン性の高いストーンチップ仕様の屋根材などです。予算や耐久年数への希望に応じて選択肢を提示できるよう、日頃から屋根材ごとの特性を把握しておくことを心がけています。

屋根材ごとに価格帯や耐久年数が異なります。費用を抑えたい場合と、長期的なメンテナンス頻度を減らしたい場合とでは、提案する内容も変わってきます。

<関連ページ>

屋根カバー | 水戸市・日立市・ひたちなか市の外壁塗装専門店いばらき塗装テック(プロタイムズ水戸中央店・日立店大みかショールーム)

5. まずは屋根の状態を確認してみませんか

カバー工法が向いているかどうかは、屋根材の種類や下地の状態によって変わります。そのため、記事の情報だけで判断しきれない部分もあります。気になる症状がある場合は、まず専門家に見てもらうことから始めるのが確実です。

「まだ工事を決めるほどではないけれど、少し気になっている」という段階でも、遠慮なくご相談ください。診断の結果、今すぐの工事は不要と分かることもありますし、逆に想定より早めの対応が望ましいと分かることもあります。どちらの結果であっても、状態を把握しておくこと自体に意味があります。

まだ工事をするかどうか決めていない段階でも、ご相談いただいて問題ありません。「屋根が傷んでいるかもしれないが、カバー工法が使えるのか分からない」という段階からでも構いません。

まずは屋根の状態を確認するところから始めてみませんか。診断を受けたうえで、葺き替えとカバー工法のどちらが合っているか、費用感も含めて具体的に検討していただければと思います。

屋根は普段の生活の中で見上げる機会が少なく、劣化に気づきにくい部分でもあります。だからこそ、気になったタイミングで一度確認しておくことが、後々の安心につながります。屋根の上の小さな変化は、地上から見ているだけでは気づけないことがほとんどです。診断を受けることで、今の状態を客観的な形で知ることができ、今後の暮らしに向けた判断材料になります。

お気軽にご相談ください!

メールでお問い合わせ

ピックアップPICKUP