スタッフブログ

水戸市、茨城郡、日立市、東海村、ひたちなか市、那珂市、笠間市にお住まいの皆様、こんにちは。

2024年秋に水戸市東野町・日立市大みか町にOPENしております、創業96年のKPCグループ【㈱いばらき塗装テック】の宮本です。

本日は模様塗装についてお話いたします

通常の塗装工事ではものたりないというかたへ

塗装工事で見た目をガラッと変えませんか?
今回は模様塗装についてお話居ていきます。

模様塗装の中でも「ローラー仕上げ」は、専用のローラーを使って塗膜に立体的な模様を形成する工法で、吹付けに比べて飛散が少なく、現場周囲に配慮しやすいため、住宅や建物の改修現場などで広く使われています。


■ ローラー仕上げとは?

塗装用ローラーを使用し、模様付きの仕上げを行う手法。
塗材の種類やローラーの形状によって、様々な模様を形成できます。


■ 主なローラー仕上げの種類と特徴

種類特徴使用塗材模様の印象
マスチックローラー仕上げ粘度の高い塗材を厚く塗り、ひび割れ追従性が高い微弾性フィラーなど厚く凹凸感がある。防水性・下地調整機能も
スチップル仕上げモヘア(短毛)ローラーで粒状の細かい模様を出すアクリル系やシリコン系塗料微細な凹凸。高級感のある仕上げ
ゆず肌仕上げ表面が柚子の皮のような細かな凹凸模様下塗り・中塗り材シンプルで落ち着いた仕上がり
ヘッドカット仕上げ凸部の表面だけを再塗装して、模様に陰影を出す多彩模様塗料など高級感のある立体模様
擬石調仕上げ専用ローラーと多彩塗料を使用し、石目調を再現ジョリパットフレッシュインフィニティなど石壁風の模様で高意匠性

■ ローラー模様仕上げの工程(例:マスチックローラー)

  1. 下地処理
     ひび割れ補修、洗浄、旧塗膜の処理など
  2. 下塗り
     シーラーなどで密着性向上
  3. 模様形成材の塗布(中塗り)
     マスチックローラーで厚付けして模様を形成
  4. 上塗り(仕上げ塗装)
     塗料で色と質感を仕上げる(ツヤ調整なども可能)

■ メリット・デメリット

メリットデメリット
・飛散が少なく、施工しやすい
・模様の再現性が高い
・重ね塗りで機能向上可能
・施工者の技量によって仕上がりに差が出る
・厚膜のため乾燥時間が長め
・細かい模様変更には制限あり

■ おすすめの場面

  • 既存外壁にクラックが多く、防水性と意匠性を同時に改善したい場合
  • 吹付けができない狭い住宅地やビル街での施工
  • 塗り替え時に高級感や立体感を加えたい場合

ちょうど模様塗装したのが下記の写真になります

インパクトのあるいい仕上がりになりました。

こちらの施工状況です

一見して職人さんは誰でもできそうですが難しいのです

模様塗装の中でも「ローラー仕上げ」は、一見シンプルそうに見えますが、仕上がりの美しさや模様の均一性を保つには、職人の技術が非常に重要です。以下に「ローラー仕上げの難しさ」のポイントを詳しく解説します。


■ ローラー仕上げが難しい理由

1. 模様の均一性を保つのが難しい

  • ローラーの押し付け具合、転がすスピード、方向などが微妙に異なると、模様にムラや不自然なつなぎ目が出やすい。
  • 特に広い壁面では、模様の大きさ・粗さに「違和感」が出ることも。

2. 塗材の粘度・量の調整がシビア

  • マスチック仕上げなどでは高粘度の塗材を使用するため、ローラーへの塗材の含ませ方や攪拌具合が仕上がりに直結。
  • 材料が乾きやすい夏場は「かすれ模様」になりやすく、冬場は「ダレ」や「厚すぎ模様」になりがち。

3. 乾燥タイミングを見極める力が必要

  • 乾燥が不十分なまま上塗りをすると、下の模様が崩れたり、剥離の原因に。
  • 逆に乾きすぎると、塗り継ぎ部分に段差や色むらが生じやすい。

4. 使用ローラーの選定も技術の一部

  • 模様形成用ローラー(マスチックローラー、砂骨ローラーなど)は多数あり、模様の出方が異なる
  • 現場状況や塗材との相性を見て、適切なローラーを選ばなければならない。

5. リカバリーがしにくい

  • 模様が不自然だった場合、その部分だけをやり直すと境界線が目立つ
  • 再調整が全体施工に近くなることもあり、手間と材料ロスが大きい。

■ 技量の差が仕上がりに直結

ローラー模様仕上げは、「誰でも塗れるが、美しく仕上げるには熟練が必要」という典型的な工程です。

例えば:

  • 同じマスチックローラーを使っても、経験が浅い人は厚すぎ・模様が乱れる
  • ベテランは、押し付け方や模様のつなぎを自然に調整できる

■ 現場でよくあるトラブル例

トラブル原因対策
模様のバラつきローラー圧・スピードの不均一塗装前に試し塗りで模様調整
色むら塗材の撹拌不足、塗り継ぎのタイミング作業スピードと分担を明確に
気泡・ピンホールローラー操作が粗い、下地との密着不良適切な含みと下塗りの見直し
仕上げ後のツヤムラ上塗り不均一、塗布量不足上塗り工程の丁寧な重ね塗り

■ 結論:ローラー模様仕上げの難しさとは?

単純な道具(ローラー)を使って、職人の感覚で“均一に美しく仕上げる”ことが難しい。

だからこそ、仕上がりを見れば職人のレベルがはっきり表れる工程でもあります。

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株式会社いばらき塗装テック 営業/施工管理

宮本彩斗

一級土木施工管理技士補|一級建築施工管理技士補|二級建築施工管理技士

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