スタッフブログ
塗料の臭いとその対策について【水戸市で塗装工事をするなら】
2024.08.25
塗料選び
外壁塗装
水戸市、茨城郡、日立市、東海村、ひたちなか市、那珂市、笠間市にお住まいの皆様、こんにちは。
2024年秋に水戸市東野町・日立市大みか町にOPENを予定しております、創業96年のKPCグループ【㈱いばらき塗装テック】の高橋です。
塗装工事中の臭い対策:工事中に発生する臭いを軽減する方法とは?
塗装工事の際に避けられないのが、塗料から発生する独特な【臭い】です。新築工事とは異なり、塗装工事はお住まいの状態で進められるため、普段慣れていない臭いを感じることが多く、これがストレスとなる方も少なくありません。
しかし、塗装工事は大切なお家を守るために必要なメンテナンスです。
「塗装が必要だけど、臭いが気になる…」と悩む方のために、塗料の臭いと上手に付き合いながら塗装工事を進める方法をご紹介します。現在、塗装工事を検討しているけれど臭いが気になる方、または塗装工事中に臭いが発生することを初めて知った方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
塗装工事中に発生する臭いの原因
先ほどもお伝えしましたが、塗装工事中の主な臭いの原因は塗料です。ただし、塗料の種類によって臭いの強さが異なります。塗料は主に溶剤(油性)塗料と水性塗料に分けられ、これらの違いによって臭いの感じ方も変わります。
溶剤塗料は耐久性や密着性に優れているため、長い間、様々な場面で使用されてきました。しかし、環境や人体への影響が懸念されるようになり、近年では水性塗料の使用が増加しています。ただし、水性塗料が適さない場合もあるため、外壁材・屋根材やその状況に応じた塗料選びが重要です。
話は逸れますが、油性・水性の臭いと耐久性の関係についてはマーカーをイメージしてもらうと分かりやすいです。油性マーカーはプラスチックや布など幅広いものに書くことができますが、水性マーカーは素材によって滲む・消えることがありますよね。臭いも油性の方がツーンとします。
以下では溶剤・水性塗料についてもう少しだけ詳しくご紹介します。
溶剤塗料(油性塗料)
溶剤塗料はシンナーを希釈に使用するため、特有の強い臭いが発生します。特に屋根やなどの紫外線や雨風にさらされやすい場所に適しています。密着性が高いため、スレート(コロニアル)・金属・塩ビなど幅広い素材に塗装することが出来ます。
ただ、シンナー特有のツーンとした臭いが特徴的で、筆者も職人研修時代にはなかなか慣れなかったのを覚えています…。臭いの他にも、目や喉の痛み・吐き気・頭痛といった体調不良を引き起こすことがあります。
水性塗料
一方、水性塗料は水を希釈に使用するため、溶剤塗料のような強い臭いはありません。また、環境や人体に優しいため、近年の外壁塗装においては水性塗料が多く使用されるようになっています。
ただしいくつか注意点があります。
まずは完全に臭いが無いわけではなく微かな臭いが発生するということです。刺激臭は溶剤塗料に比べると少ないものの、普段嗅ぐことがない臭いですので、敏感になってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
また、水性塗料での塗装が向かない箇所・素材があるということです。臭いを最優先で考えたらお家をまるごと水性塗料で塗装出来ればよいのですが、【きちんとした施工をする】【お家を長持ちさせる】ことに重きを置くと、なかなかそういかないのが現状です…(´-ω-`)💦
例えば、屋根は先ほど「溶剤塗料で塗ることがほとんど」とお話ししましたが、外壁も金属素材などであれば溶剤塗料で塗ります。
臭いが与える影響と対策
塗料による臭いは、強く不快な場合もあり、頭痛やめまい、目や喉の痛みなど体調に影響を与えることがあります。これらの影響を最小限に抑えるために、以下の対策をお勧めします。お客様ご自身で出来る簡単な方法や、業者にお願い出来ることなど様々ありますのでぜひご活用ください。
換気
まず、お客様ご自身で出来る緩和策として【換気】が挙げられます。換気扇やサーキュレーターを使用することで臭いを和らげることが出来ます。
それでもちょっと厳しいな…という方に試していただきたいのは、窓を開けての換気です。塗装中は飛散防止のために窓をビニールで養生するのが一般的です。ですので、「窓を開けて換気したいな…」と思ったらまずは工事担当者にその旨をお伝えください。そうすると開閉する窓の養生を簡易的なものにしたり、作業毎に養生するようにしてくれます。
↑養生中のお家
ただしお家の窓全てで行うのは難しいので、リビングの掃き出し窓1か所だけ、洗面所と台所の2カ所だけなど数枚にとどめましょう。
窓の開閉は塗装中に臭いが気になったタイミングで伝えても良いですし、心配な時は着工前の打ち合わせで相談しておくと安心です。
また、自然換気口がある場合はここから臭いが入ってくるケースもありますので、一時的に蓋を閉めておくことも対策になります。
外出
屋根塗装・外壁塗装はお家の外で行う工事ですので、お客様がお家に常駐する必要はありません。そのため、臭いが気になる時は外に出るのもよいでしょう。
ただ、臭い対策のためにわざわざ外に出るのは大変だと思います。いつもは朝に行うワンちゃんのお散歩や夕方の買い出しなど、日常的な外出の時間を日中の塗装している時間にずらすと、お客様の負担が少なくなるのでおすすめです。
そしてこれは超ウルトラレアケースですが、家族旅行で家を空けるタイミングに工事の時期を合わせてほしいという方もいらっしゃいました。
このアイディアには私も「なるほど…(゜-゜)!」と思いました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
臭いの少ない水性塗料の使用が増えているものの、塗装工事では少なからず臭いが発生してしまいます。
ただし、今回ご紹介した対策を実施していただくことで臭いを和らげることが出来ます。こちらをご活用いただき、皆さまの塗装工事が少しでも快適になれば幸いです(*^^)
外壁塗装・屋根塗装はいばらき塗装テックへ♪
創業96年のKPCグループ(郡山塗装グループ)の㈱いばらき塗装テック|プロタイムズ水戸中央店|日立店(大みかショールーム)は、茨城県内全域で地域密着の外壁工事、塗装工事、各所補修、屋上防水、内装リフォームなどお家リフォームにかかわることは全て対応しております。もしご相談やお困りごとなどございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
水戸中央ショールーム
日立大みかショールーム
Instagramでも情報発信中!
Instagramでは施工事例や会社概要、オープン準備の様子などをお伝えしようと思います。こちらも併せてチェックしてくださませ(*^^)
ブログ執筆者
株式会社いばらき塗装テック 営業アシスタント
高橋梨佳子
二級建築施工管理技士|外装劣化診断士|カラーコーディネーター