スタッフブログ

水戸市は強い日差しが特徴であると同時に、梅雨や台風による影響を受けやすい地域です。

そのため、屋根の劣化も進みやすく、「色あせ」や「コケ、カビ」といった症状にお悩みの方も少なくないのではないでしょうか。

この記事では、

といった、皆様が抱えるであろう疑問を丁寧に解説します。

地域の皆様に寄り添う塗装のプロとして、これまでの豊富な施工事例や現場経験に基づき、皆様が後悔しない屋根リフォームを実現するためのポイントを丁寧に解説いたします。

「 屋根リフォーム 」とは？

屋根のリフォームと聞くと、「一体どのような工事をするのだろう？」と疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。特に、周囲で実際にリフォームを行なっている様子を目にすることが少ないと、なおさらです。

テレビなどで紹介されるリフォーム現場では、家全体を作り変えるような大規模な工事が多く、「あんなに大掛かりだと費用がかかりそう」と尻込みしてしまうこともあるでしょう。

そこで、ここでは屋根の「修理」と「リフォーム」の違いや、リフォームを検討する最適なタイミングについて詳しく解説いたします。

「修理」と「リフォーム」は何が違うの？

修理とリフォームの違いは、ズバリ「目的」です。

「屋根を直す行為」であることに変わりはありませんが、「どこまで修繕するのか」「何を重視するのか」によって、その範囲に違いがあるのです。

修理は「住まいの今ある不具合を直す」部分対応

屋根のトラブルは、「瓦のズレ」「雨漏り」「棟板金（むねばんきん）の浮き」といった、不具合が明確で修繕することで改善できるケースが多いです。

台風や大雨によって、雨樋や破風板といった付帯部にトラブルが生じた場合も、屋根修理と合わせて施工することが可能です。
必要な箇所だけを修繕するだけであれば、費用や工期も最小限に抑えられ、外観に大きな変化はほとんどありません。

リフォーム＝「住まいの性能と美しさを向上させる」家全体の再生

屋根リフォームは、住宅の機能性向上とデザイン・美観の改善を目的に行ないます。具体的には、防水性や断熱性の向上、屋根材の交換、外観イメージの変更などが挙げられます。

今の暮らしをより快適にするだけでなく、将来にわたって満足度の高い生活を送れるようにするのがリフォームといえるでしょう。

修理と比べて、施工範囲が広くなるため、大がかりな工事になる傾向があります。

屋根の劣化サインの見極め方

ここからは、屋根によく現れる劣化のサインをまとめて解説いたします。
「こんな症状を見かけたなぁ」と思われたら、早めに専門業者にご相談ください。

色あせ

屋根材の表面が紫外線や雨風にさらされ、塗装が退色してしまった状態です。天気の良い日に、離れた場所から屋根を見て確認してみましょう。

色あせは見た目の問題だけではなく、屋根の防水性や耐久性が低下しているサインでもあります。スレート屋根や金属屋根は紫外線に弱いため、早期に発見し、適切な屋根塗装を行なえば、住宅の寿命を延ばすことにつながります。

苔や藻

日陰になりやすい部分は、雨水が残りやすく表面に苔や藻が生えやすくなります。苔や藻は水分を多く含んでいるため、屋根材の劣化を促進させ、見た目の美しさを損ねるだけでなく、雨漏りの原因にもなりかねません。

定期的な清掃や防藻処理が非常に重要ですが、高所での作業は危険を伴いますので、必ず専門業者へご依頼ください。

ひび割れ

屋根材や塗膜などに亀裂が入った状態で、悪化すると浮き上がったようになります。雨水が浸入しやすくなるため注意が必要です。

スレート屋根やコンクリート瓦は、乾燥や凍結、熱膨張を繰り返すことでひび割れしやすくなります。ひび割れから雨水が浸入すると、内部の防水シートや木材を傷めてしまう恐れがあります。そのため、早期に点検を受け、雨漏りやさらなる二次被害を防ぐことが肝心です。

層間剥離（そうかんはくり）

スレート屋根やコロニアル屋根で起こりやすい劣化症状です。一見すると1枚の屋根材に見えますが、実は複数の層を接着することで形成されています。

しかし、経年劣化により層同士の接着が弱まることで、屋根材が浮き上がったようになり、その隙間から雨水が浸入しやすくなります。放置すると剥落の危険があるため、早めの点検と修理が必要です。

棟板金の浮き

棟板金は釘で屋根の頂上部分に打ち付けられていますが、台風や強風の影響により緩みが生じてしまうことがあります。放置すると板金の飛散や屋根材の損傷を招くなど、危険性が高く、早めの修理が必要です。

錆などの症状が見られた場合には、交換が必要になります。

雨染み（雨漏り）

天井や壁にシミができたら、屋根か外壁の劣化を疑いましょう。屋根材や防水シートの劣化、板金の不具合によって、雨水が建物内に浸入して起こる現象です。

雨漏りが進行すると、柱や土台といった建物の構造部分にまで影響を及ぼし、深刻な事態につながる恐れがありますので、十分な注意が必要です。早期に専門業者に点検を依頼し、修理しましょう。

天井裏・軒天・雨樋の周辺症状

屋根の劣化は屋根表面だけでなく、天井裏や軒天、雨樋の周辺にも現れます。天井裏がカビ臭い・湿気が多い場合には、屋根材や防水層からの浸水を疑いましょう。また、軒天の変色や剥がれは、雨水の浸入や通気不良が原因として考えられます。雨樋の詰まりや破損を放置すると、水の流れが悪くなり屋根や外壁にダメージを与えます。

これらの症状に早く気づくことができれば、軽度の修復で済むこともありますが、防水シートの機能が低下してしまった場合には、構造材が腐食し大がかりなリフォームになる可能性もあります。

ドローン診断の有効性

勾配が急な屋根については、遠方からの目視だけでは細かい劣化症状を正確に確認することが困難です。また、劣化した屋根に人がのぼるのは危険性が非常に高いため、必ず専門業者に依頼しましょう。

近年、高所の点検を安全に行なうために注目されているのが、ドローン診断です。ドローンに搭載された高解像度カメラで、屋根全体をくまなく撮影することで、さまざまな劣化症状を安全かつ正確に確認できます。

プロタイムズ水戸中央店ではドローンを使った屋根診断を行なっております。通常の点検の場合、点検と報告書の作成に時間がかかりますが、ドローン診断では診断のプロが短い時間で、その場で劣化箇所について解説します。必要な対応方法や不明点をその場で確認・相談できるため安心です。

屋根の工法比較｜ 塗装／カバー工法／葺き替え

屋根リフォームには、主に3つの工法があります。
それぞれ耐久性や費用、工期などに違いがあり、屋根の状態や目的に応じて最適な工法を選ぶ必要があります。

ここでは、各工法の特徴やメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
リフォーム計画を立てる際に、ぜひご活用ください。

各工法の適用条件

屋根リフォームの工法は、下地や素材、重量制限、屋根形状によって最適な工法が異なります。

それぞれの工法の適用条件や特徴、注意点を考慮し、自宅に適した工法を選びましょう。

工法別のメリット・デメリット耐用年数目安・工期・廃材／騒音の違い

屋根リフォームの工法ごとの耐用年数や工期などを解説します。

屋根塗装

初期段階の軽微な雨漏りであれば改善できる場合もあり、既存の屋根に大きな傷みがない場合に適しています。

カバー工法（重ね葺き）

葺き替え（張替）にくらべ既存の屋根を撤去しないため出費を抑えやすく、比較的短い工期で断熱性や遮音性といった性能向上も期待できます。

葺き替え（全面交換）

 

瓦屋根から軽量な金属屋根に交換することで、耐震性が向上できるなど、住まいの根本的な改善が期待できるリフォーム方法です。

工法によっては仮住まいが必要になる場合もあり、その際は費用が増えることも考慮しておきましょう。騒音が伴う工法の場合、近隣への配慮として、事前の挨拶回りを欠かさないようにしましょう。

屋根のデザイン性と機能性の考え方

屋根リフォームの工法を選ぶ際には、デザイン性と機能性を考慮する必要があります。

屋根材の色や質感は家全体の印象を左右し、周辺の景観にも影響を与えます。また、屋根材や工法によっては断熱性や遮音性が高まり、住まいの快適性を向上させることができます。

例えば、カバー工法で軽量な金属屋根材と断熱材の併用により、夏の厳しい暑さや冬の寒さを大幅に軽減でき、室内の温度を安定させることが可能です。

デザイン性と機能性の両立は、見た目の美しさと快適な住環境の実現につながります。ご自宅にどの工法が適しているのかは、建物診断を受け、住まいの状態を確認した上で、塗装会社に相談するとよいでしょう。

屋根リフォームの費用が変動する要因と見積書の読み方

屋根リフォームの費用は、選択する工法や屋根材によって変動しますが、劣化状況や施工内容によっても大きく変化します。
見積書の内容を正しく読み解くことで、費用が変動する理由を理解でき、納得のいくリフォームにつなげることができます。

工法別費用相場と変動要因

まずは、屋根リフォーム工法別に、費用の目安をご紹介します。

これらの費用の変動は「使用する材料」と「建物の形状」により生じます。

特に「建物の形状」によって費用が変動するのは、複雑な場所では足場を設置・解体に多くの人手と時間が必要になるためです。その他にも、屋根の劣化によっては下地補修が必要になり、カバー工法や葺き替えでは廃材処理費用がプラスされます。

見積書の必須項目と比較軸

見積書は単に金額を提示するだけでなく、工事の工程を施主様が理解し、納得した上で契約するためにも重要な書類です。提示された金額だけではなく、工事の内容に根拠があるかどうかも判断材料になります。

以下の項目が正しく記載されているかを確認しましょう。

当店では塗料メーカーとの W保証 を設けております。

お客様の塗装記録は、プロタイムズ本部のデータとして保管されるため、引っ越しなどで保証書を紛失された場合でも再発行が可能です。

補助金・火災保険の活用と注意点

屋根リフォームでは、自治体の補助金制度を活用できる場合があります。適用条件を満たせば、自己負担を大幅に減らせることもありますが、制度ごとに申請時期や対象工事が異なるため注意が必要です。

補助金・火災保険の活用と注意点

屋根リフォームでは、自治体の補助金制度を活用できる場合があります。

適用条件を満たせば、自己負担を大幅に減らせることもありますが、制度ごとに申請時期や対象工事が異なるため注意が必要です。

水戸市で使える屋根改修の補助金制度

水戸市には「水戸市安心住宅リフォーム支援補助金」が設けられています。

前期・後期の2回に分けて募集が行なわれ、先着ではなく「抽選」によって選ばれます。

対象は、昭和56年（1981年）6月1日以降に完成した住宅であり、現在も居住していることが条件です。

当選後は、申請手続きを行ない、交付決定を受けなければ対象外となります。
また、期限内に工事を済ませて実績報告を完了する必要があります。

補助金制度は年度によって変動するため、利用を希望する場合には、水戸市の公式ホームページを必ず確認してください。

火災保険を屋根リフォームに適用する条件・注意点

火災保険は自然災害による住宅の損害を補償する保険です。

自然災害によって屋根が破損したと証明されれば、保険金をリフォーム費用の一部として利用できる可能性があります。

被害発生後は、早期に地元の信頼できる業者に相談し、適切に手続きを進めましょう。

失敗しない業者選び｜ 資格・保証・点検体制

屋根リフォームを成功させるためには、価格だけでなく、「施工品質」「職人の資格」「保証や点検体制」といった多角的な視点から業者を見極めることが重要です。

例えば、一定規模以上の工事を行なうために国が認可を与えた「建設業許可」のある業者は、信頼性が高いといえます。また、公式ホームページで、豊富な施工実績やお客様の声が確認できるか、工事保証やメーカー保証の有無が明確に提示されているかも重要な判断材料となります。保証内容（範囲・年数・対応条件）が明確であり、公式に提示できる業者は、品質はもちろん、お客様への責任意識も高い傾向があります。

その他には、工事完了後の定期点検がどのようなタイミングで行なわれるのか、点検の案内などがシステムとして確立されているのかも確認しておくと良いでしょう。さらに、外装劣化診断士や一級建築施工管理技士など有資格者が在籍し、現地診断に関わっているかも、信頼できる業者を見極める上での目安になります。

工事中／後のチェックポイントと長持ちメンテ

屋根リフォームを安心して任せられる業者は、工事中の管理体制と工事後のフォローがしっかりしています。

〈 工事中のチェックポイント 〉

見えない部分の処理が丁寧か、屋根裏などの通気性を確保し、湿気を逃がす工夫もされているかチェックしてみてください。
近隣住民への配慮や安全対策、足場の設置など、計画性があり丁寧である点も優良業者を見分ける上で重要です。

〈 工事後のチェックポイント 〉

工事完了後は、単なる「清掃」や後片付けだけでなく、保証書や施工写真などの引き渡しが適切に行なわれるかを確認しましょう。

定期点検の時期や保証内容について、きちんと説明があるかどうかも大切なチェックポイントです。次回のメンテナンス目安周期や、困った際の連絡先なども丁寧に伝えてくれる業者であれば、大切なご自宅のメンテナンスを今後も安心して任せることができるでしょう。

屋根リフォームによくある質問（Q&A）

ここでは、屋根リフォームに関してよく寄せられるご質問と、その回答をまとめました。

まとめ

屋根リフォームは、ご自宅の快適性や耐久性を長く保つために非常に大切な工事です。
外観が美しく生まれ変わることで、皆様の気持ちも明るくなり、ご家族の笑顔もきっと増えることでしょう。

 

〈 リフォームを成功させるために大切な３つのポイント 〉

プロタイムズ水戸中央店では、ドローンによる屋根の無料点検を実施しております。

相見積もりも大歓迎ですので、まずは無料点検で現在の屋根の状態をしっかりと把握し、お客様に最適なプランをご提案させていただければ幸いです。

 

その他、補助金制度のご利用や火災保険の申請をご希望の方には、申請サポートも行ないますので、どうぞお気軽にお声がけください。