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水戸市、茨城郡、日立市、東海村、ひたちなか市、那珂市、笠間市にお住まいの皆様、こんにちは。

2024年秋に水戸市東野町・日立市大みか町にOPENしております、創業96年のKPCグループ【㈱いばらき塗装テック】の宮本です。

本日は溶接工事についてお話しいたします

お家の場所で金属部分が劣化し穴が開いている

またはベランダの金属の柵がぐらぐらしているなんてことありませんか?

塗装工事ではカバーできない溶接工事についてみていきましょう

溶接工事について

建築における溶接工事とは、鉄骨造や鉄筋コンクリート造などの建物構造において、金属部材を接合するための重要な工程です。以下では、建築溶接工事の概要から、主な溶接方法、品質管理、安全対策に至るまで詳しく説明します。


【1】建築溶接工事とは?

建築溶接工事は、建物の骨組みに使われる鉄骨や鉄筋などの金属部材を、熱と圧力を用いて接合(溶接)する工事のことです。特に鉄骨造(S造)のビルや工場、橋梁などでは不可欠な工程です。


【2】主な溶接方法

① アーク溶接(Shielded Metal Arc Welding:SMAW)

  • 一般的な溶接方法で、被覆アーク棒を用いて行う。
  • 現場での手作業に適しており、小規模な接合に多く使用。

② 被覆アーク溶接(Manual Arc Welding)

  • 一般的に「手棒溶接」とも呼ばれる。
  • 現場溶接の代表的な方法で、シンプルで扱いやすい。

③ 半自動溶接(CO₂溶接 / MAG溶接)

  • ワイヤーが自動で送られる装置を使用し、効率的。
  • 大量生産や工場内での加工に向いている。

④ ティグ溶接(TIG:Tungsten Inert Gas Welding)

  • 精密な溶接が可能で、美観が求められる箇所に使われる。
  • ステンレスやアルミなど、非鉄金属の溶接に多用される。

⑤ サブマージアーク溶接(SAW)

  • 粉状のフラックスを用いて自動で溶接。
  • 大断面の鉄骨溶接や工場内の定置式溶接に最適。

【3】建築現場での溶接の種類(用途別)

用途主な溶接方法特徴
鉄骨の柱と梁の接合半自動溶接、アーク溶接強度が重要、精度が求められる
ブレースの取り付け被覆アーク溶接現場での柔軟な対応が可能
デッキプレート溶接スタッド溶接複数の鋼材を効率よく接合できる

【4】品質管理

建築溶接は構造物の安全性に直結するため、品質管理が非常に厳格です。主な内容は以下のとおりです:

  • 外観検査(VT):目視でビード形状や欠陥をチェック
  • 超音波探傷検査(UT):内部欠陥を超音波で検出
  • 放射線検査(RT):X線やγ線で内部の不具合を確認
  • 磁粉探傷検査(MT):表面下の微細な割れなどを検出

【5】資格と技術者

溶接を行うには、JIS溶接技能者評価試験(WES)などの資格が必要です。レベルは「SA-2F」「SA-3H」など、溶接位置・対象・材質ごとに分かれています。


【6】安全対策

  • 高温・高圧・火花を扱うため、保護具(面、手袋、防炎服)の着用が義務付けられています。
  • 作業エリアの火気厳禁管理・換気落下防止措置が重要です。
  • 火災・感電・爆発のリスク対策を明確にした作業手順書・KY(危険予知)活動が求められます。

では溶接工事しないで鉄部の劣化を放置するとどうなるのか

鉄部のサビた後の劣化

サビた金属の変化と影響

変化内容詳細説明
🔩 強度の低下鉄や鋼材が腐食して薄くなる・ボロボロになるため、構造的に危険になります。
🎨 外観の劣化表面が赤茶色・黒く変色し、美観が損なわれます。住宅や家具では価値が下がる要因に。
🌧️ 水の通り道形成サビが進行すると金属が崩れ、雨水や湿気が内部へ侵入しやすくなり、さらなる腐食を招く。
⚡ 電気抵抗の増加導電性が必要な部品(配線・電極など)では接触不良やショートの原因になります。
🔗 部材の分離ボルト・溶接部・接着面などの結合部が破壊され、構造的なトラブルに発展します。

劣化が進行すると処理が大変になりますので

大きい劣化する前に工事をすることがお勧めです

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創業96年のKPCグループ(郡山塗装グループ)の㈱いばらき塗装テック|プロタイムズ水戸中央店|日立店(大みかショールーム)は、茨城県内全域で地域密着の外壁工事、塗装工事、各所補修、屋上防水、内装リフォームなどお家リフォームにかかわることは全て対応しております。もしご相談やお困りごとなどございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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宮本彩斗

一級土木施工管理技士補|一級建築施工管理技士補|二級建築施工管理技士

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