スタッフブログ
シーリング 外壁について
2024.12.01
スタッフブログ
リフォーム工事
外壁塗装
水戸市、茨城郡、日立市、東海村、ひたちなか市、那珂市、笠間市にお住まいの皆様、こんにちは。
2024年秋に水戸市東野町・日立市大みか町にOPENをいたしました!創業96年のKPCグループ【㈱いばらき塗装テック】の宮本です。
こんにちは!
本日はシーリングについてお話しいたします。
外壁塗装の前にシーリングの状態の確認も大切です。
①そもそもシーリングとは??
外壁塗装におけるシーリングは、建物の外壁の継ぎ目や隙間を防水し、建物を保護するために非常に重要な工程です。以下に、外壁塗装でのシーリングについて詳しく説明します。
1. シーリングの役割
外壁塗装におけるシーリングには以下のような役割があります:
- 防水:雨水や湿気が外壁の隙間から建物内部に侵入するのを防ぎます。
- 防風・防塵:風やホコリが建物内部に入らないようにします。
- 建物の耐久性向上:隙間を埋めることで建物の構造的な安定性を高め、劣化を防ぎます。
- 断熱・防音効果:隙間からの熱や音の漏れを防ぐことで快適な室内環境を維持します。
- 外観の美観:継ぎ目をきれいに仕上げることで外壁全体の見た目を整えます。
2. シーリングが必要な箇所
外壁塗装では、特に以下の箇所にシーリングが施されます:
- サイディングボードの継ぎ目(目地)
- 窓枠やサッシの周囲
- ドア枠の周囲
- 外壁と屋根の取り合い部分
- 配管の貫通部分
3. シーリング材の種類
外壁塗装で使用されるシーリング材には、以下のような種類があります。
(1) シリコン系
- 特徴:耐水性・耐候性が高い。
- デメリット:塗装ができないため、外壁塗装との組み合わせには不向き。
(2) ポリウレタン系
- 特徴:柔軟性があり、塗装が可能。外壁塗装に最適。
- デメリット:紫外線に弱いため、塗装による保護が必要。
(3) 変成シリコン系
- 特徴:耐久性が高く、塗装が可能。外壁塗装で主に使用される。
- デメリット:価格がやや高め。
4. シーリングの劣化とその影響
シーリング材は時間とともに劣化します。以下の症状が見られたら、シーリングの打ち替えが必要です:
- ひび割れ:シーリング材が乾燥して割れる。
- 剥離:シーリング材が外壁や窓枠から剥がれる。
- 硬化:柔軟性を失い、硬くなっている。
- 変色・カビ:紫外線や湿気によるダメージ。
劣化したシーリングを放置すると、雨水の侵入による建物内部の腐食や断熱材の劣化が進みます。
シーリングも色々な役割や種類がございます。
②シーリング施工手順
シーリングの打ち替え施工方法について詳しく説明します。打ち替えは、劣化したシーリング材を取り除いて新しいシーリング材に交換する作業で、外壁の防水性を維持するために重要です。
シーリングの打ち替え作業手順
1. 事前準備
必要な道具
- カッター、シーリング材専用の撤去ツール
- プライマー
- 新しいシーリング材(変成シリコン系が一般的)
- マスキングテープ
- ヘラ(仕上げ用)
- コーキングガン
安全対策
- 高所作業の場合、足場を設置し安全ベルトを着用。
- ゴーグルや手袋を着用して作業。
2. 古いシーリング材の撤去
- 切り込みを入れる
古いシーリング材の両端にカッターで切り込みを入れます。壁材を傷つけないよう注意。 - 剥がす
専用ツールや手を使い、劣化したシーリング材を引っ張り出します。隙間に残った細かい部分も丁寧に取り除きます。 - 清掃
接着面に残った汚れやホコリをブラシやウエスで清掃します。
3. プライマーの塗布
- プライマーを塗布
接着面にプライマーを均一に塗布します。これにより、新しいシーリング材の密着性が向上します。 - 乾燥させる
プライマーは適切な時間乾燥させます(メーカー指定の時間を確認)。
4. 新しいシーリング材の充填
- マスキングテープを貼る
シーリング材がはみ出さないように、隙間の両側にマスキングテープを貼ります。 - シーリング材を充填
コーキングガンを使い、隙間に新しいシーリング材を均一に充填します。空洞ができないよう注意。 - ヘラでならす
ヘラを使って表面を平滑にします。このとき、隙間にしっかり押し込むように仕上げます。
5. 仕上げと硬化
- マスキングテープを剥がす
シーリング材が硬化する前に、マスキングテープを剥がします。タイミングを間違えると剥がしたときに仕上がりが崩れることがあります。 - 硬化させる
シーリング材を自然乾燥させます。硬化にかかる時間は使用するシーリング材によりますが、通常24~48時間程度です。
シーリングの増し打ち施工方法について解説します。
増し打ちは、既存のシーリング材を撤去せず、その上から新しいシーリング材を充填する方法です。主に劣化が比較的軽微な場合や、古いシーリング材がまだ機能を維持している場合に行われます。
シーリング増し打ちの適用条件
- 既存シーリングの状態が良好
・ひび割れが軽微で、剥離や重大な劣化がない。
・古いシーリング材が柔軟性を保っており、基材への密着が良好。 - コストや作業時間を抑えたい場合
・打ち替えよりも手間が少なく、費用が抑えられる。
シーリングの増し打ち作業手順
1. 事前準備
必要な道具
- 新しいシーリング材(変成シリコン系が主流)
- コーキングガン
- プライマー(必要に応じて使用)
- マスキングテープ
- ヘラ(仕上げ用)
- 清掃用ブラシやウエス
安全対策
- 高所作業の場合は足場や安全ベルトを準備。
- 手袋やゴーグルを着用して作業。
2. 清掃
- 表面の汚れを除去
既存のシーリング材の表面をブラシやウエスを使って清掃し、ホコリや汚れを取り除きます。 - 油分やカビを除去
必要に応じて、中性洗剤やカビ除去剤で表面の油分やカビを落とします。
3. プライマーの塗布(必要に応じて)
- プライマーの選定
使用するシーリング材に適合するプライマーを用意。 - 塗布
清掃後の既存シーリング材の表面にプライマーを均一に塗布します。塗布後は適切に乾燥させます(メーカー指定の時間を確認)。
4. マスキング
- 施工箇所を保護
シーリング材が隙間からはみ出さないよう、施工箇所の両側にマスキングテープを貼ります。
5. シーリング材の充填
- コーキングガンで充填
新しいシーリング材を既存のシーリング材の上に均一に充填します。空洞ができないよう注意。 - 厚みを確保
増し打ちの場合、厚みを持たせることが重要です。薄すぎるとひび割れが再発しやすくなります。
6. 仕上げ
- ヘラで均す
ヘラを使い、シーリング材を隙間に押し込むようにして表面を平滑に仕上げます。 - マスキングテープを剥がす
シーリング材が硬化する前にマスキングテープを剥がします。タイミングを間違えると仕上がりが崩れることがあります。
7. 硬化と仕上げの確認
- 硬化を待つ
シーリング材を自然乾燥させます(通常24~48時間)。乾燥時間は使用するシーリング材に依存します。 - 仕上がりを確認
硬化後、仕上がりの状態をチェックし、防水性が確保されているか確認します。
このようにシーリングも塗装工事の上で重要になってきます。
弊社ではシーリングもしっかり見ますのでご相談ください。
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創業96年のKPCグループ(郡山塗装グループ)の㈱いばらき塗装テック|プロタイムズ水戸中央店|日立店(大みかショールーム)は、茨城県内全域で地域密着の外壁工事、塗装工事、各所補修、屋上防水、内装リフォームなどお家リフォームにかかわることは全て対応しております。もしご相談やお困りごとなどございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
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ブログ執筆者
株式会社いばらき塗装テック 営業/施工管理
宮本彩斗
一級土木施工管理技士補|一級建築施工管理技士補|二級建築施工管理技士