スタッフブログ

水戸市、茨城郡、日立市、東海村、ひたちなか市、那珂市、笠間市にお住まいの皆様、こんにちは。

2024年秋に水戸市東野町・日立市大みか町にOPENを予定しております、創業96年のKPCグループ【㈱いばらき塗装テック】の宮本です。

こんにちは!

本日は漆喰についてお話いたします。

皆さん漆喰はご存じでしょうか?

聞いたことあるよって人もいますよね。

漆喰とはなにか、補修方法はなにか、塗装工事はどうするのか見ていきましょう。

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漆喰(しっくい)は、古くから日本やヨーロッパで使用されてきた伝統的な壁材で、石灰を主成分とした塗り壁です。漆喰壁は、美しい仕上がりと共に、耐久性や調湿性、防火性に優れているため、古民家や城、寺院などにも使用されています。漆喰壁の特性について詳しく見ていきましょう。

1. 漆喰の材料

漆喰の主成分は、消石灰(酸化カルシウム)です。これに砂、麻などの繊維、粘土、顔料が混ぜられ、壁の仕上げ材として使われます。伝統的には、貝殻を焼いて作る「貝灰」を原料にすることも多いです。

  • 消石灰: 漆喰のベースとなる白色の粉末。
  • 麻すさ: 繊維を加えることで強度や耐久性を向上させる。
  • : 漆喰のテクスチャを調整するために使用。
  • 顔料: 色を付けるために加えられる場合があるが、伝統的には白色が主流。

2. 漆喰の特性

  • 調湿性: 漆喰は自然素材であり、壁が呼吸するように湿気を吸ったり放出したりします。そのため、室内の湿度を適度に保つ効果があります。
  • 防火性: 石灰を主成分としているため、不燃性があり、火に強いのが特徴です。これは日本の城や古い木造建築が漆喰で覆われている理由の一つです。
  • 防カビ・抗菌性: 漆喰にはアルカリ性の性質があり、カビや細菌の繁殖を抑える効果があります。
  • 耐久性: 適切にメンテナンスすれば非常に長持ちし、数十年にわたり美しい仕上がりを保ちます。

3. 現代の漆喰利用

現代でも漆喰は住宅や商業施設で広く使われており、特に自然素材を好む人々や、エコロジカルな建築を目指す設計者に支持されています。また、漆喰の白い壁はシンプルで洗練された印象を与えるため、モダンなデザインとも相性が良いです。

漆喰壁は、自然素材の持つ機能性と美しさを兼ね備えた伝統的な技術でありながら、現代の生活にも適応する魅力があります。

漆喰の利点と欠点

  • 利点:
    • 美しい仕上がりと風合い
    • 自然素材であるため、健康に優しい
    • 耐火性、調湿性、防カビ・抗菌性
    • 経年変化で味わい深くなる
  • 欠点:
    • 施工が難しく、熟練の職人が必要
    • 割れやすい性質があり、定期的なメンテナンスが必要
    • 湿度の高い環境や過度に乾燥した場所では、ひび割れが発生しやすい

このようにいい面悪い面がございます。

1. ひび割れの原因

漆喰壁のひび割れは、さまざまな原因で発生します。主な要因は以下の通りです。

  • 乾燥収縮: 漆喰は施工後に乾燥する際、少しずつ収縮するため、ひび割れが発生することがあります。
  • 建物の動き: 地震や基礎の沈下、風の影響で建物が揺れたり変形したりすることで、漆喰に負荷がかかりひびが入ることがあります。
  • 温度変化と湿度変化: 漆喰は調湿性に優れていますが、極端な温度や湿度の変化にさらされると、ひび割れが発生しやすくなります。

2. 補修の前に確認すること

ひび割れ補修を始める前に、以下のポイントを確認します。

  • ひび割れの範囲と深さ: 表面的なものか、下地まで達する深刻なものかを確認します。小さなひび割れは簡単に修復できますが、深い亀裂は構造的な問題がある可能性もあります。
  • 下地の状態: 漆喰の下にある下地が損傷している場合は、まず下地の修復が必要です。
  • 湿気やカビの確認: 湿気が原因でひび割れやカビが発生している場合は、先に通気や防水対策を行い、根本的な問題を解決する必要があります。

3. 補修作業の手順

漆喰壁のひび割れ補修作業は、以下の手順で進めます。

(1) ひび割れ部分の清掃

  • ひび割れ部分に残っている埃や汚れを取り除きます。これは新しい漆喰がしっかりと接着するために重要な工程です。柔らかいブラシやエアブロワーを使い、慎重に清掃します。

(2) ひび割れの拡大

  • 小さなひび割れの場合、V字に切り開くことで、補修材が入り込みやすくなります。専用の工具を使用し、慎重に削り広げます。

(3) 補修材の選定

  • 補修には、漆喰自体を使う場合と、専用の補修材(漆喰に似た調湿性のある製品)を使う場合があります。小さなひび割れには、柔軟性のある補修材が有効ですが、伝統的な美しさを保ちたい場合は漆喰を用いることが多いです。

(4) 補修材の塗布

  • 漆喰や補修材をひび割れ部分に埋め込むように塗布します。小さなヘラやゴムスパチュラを使い、丁寧に均していきます。厚塗りを避け、薄く数回に分けて塗り重ねると、剥がれにくくなります。

(5) 仕上げ処理

  • 補修部分が乾燥した後、表面を整えます。周囲の壁と調和するように仕上げるため、磨きやテクスチャを整える作業が必要です。漆喰は乾燥後に若干色が変わるため、全体を均一に見せるための工夫が求められます。

4. 塗装工事の手順

漆喰壁の塗装は、漆喰本来の風合いを活かしつつ、さらに耐久性や美観を向上させるために行われます。一般的には、漆喰の補修後に塗装を施します。

(1) 下地の準備

  • ひび割れ補修後、壁全体を清掃し、埃や汚れを取り除きます。これにより、塗装が均一にのるようになります。

(2) 塗料の選定

  • 漆喰の調湿性を損なわない塗料を選ぶことが重要です。透湿性のある塗料(漆喰専用塗料や、自然素材に適した塗料)が推奨されます。アクリル系の塗料は漆喰の呼吸を妨げるため、避けるのが一般的です。

(3) 塗装作業

  • ローラーや刷毛を使って、均一に塗料を塗布します。漆喰の風合いを残すため、薄く何層にも分けて塗るのがコツです。また、塗りムラが出ないように注意しながら施工します。

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(4) 乾燥と仕上げ

  • 塗装が乾燥した後、表面の仕上がりを確認し、必要に応じて仕上げ作業を行います。仕上げによっては、光沢を出すための磨き作業を行う場合もあります。

5. 補修と塗装の注意点

  • 気候条件: 漆喰は湿度や気温に敏感です。乾燥が進みやすい時期や、極端に寒い時期は避けるのが望ましいです。
  • 職人の技術: 漆喰壁の補修や塗装には、高度な技術が求められます。漆喰の仕上げやテクスチャを再現するため、専門の職人に依頼することをお勧めします。
  • メンテナンス: 漆喰壁は定期的なメンテナンスが必要です。ひび割れが早期に発見されれば、補修も簡単に済むため、定期的な点検を行うことが大切です。

もし漆喰等でお悩みの方いましたら気軽にご連絡お待ちしております。


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創業96年のKPCグループ(郡山塗装グループ)の㈱いばらき塗装テック|プロタイムズ水戸中央店|日立店(大みかショールーム)は、茨城県内全域で地域密着の外壁工事、塗装工事、各所補修、屋上防水、内装リフォームなどお家リフォームにかかわることは全て対応しております。もしご相談やお困りごとなどございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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宮本彩斗

一級土木施工管理技士補|一級建築施工管理技士補|二級建築施工管理技士

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