スタッフブログ
塗料の性能、品質について
2024.08.15
スタッフブログ
水戸市、茨城郡、日立市、東海村、ひたちなか市、那珂市、笠間市にお住まいの皆様、こんにちは。
2024年秋に水戸市東野町・日立市大みか町にOPENを予定しております、創業96年のKPCグループ【㈱いばらき塗装テック】の宮本です。
本日は塗料の性能、品質についてお話いたします。
塗料というものは現在ホームセンターに売っており、各個人で施工できる状態になっております。
しかし、塗料の品質の維持には欠かせない条件がいくつかあります。
1.塗布量
塗布量は施工する上で大切なってきます。
上記の資料に0.12㎏/㎡と記載があると思います。
これは1㎡塗るのに0.12㎏を使いきらないと規定塗布量塗れていないということになります。
見た目上は塗布量守れてなくてもきれいに仕上がるので、当時はわからないのですが、
塗膜にも耐候年数があり5年と記載があっても塗布量もしっかり守れていないと2年で劣化してきたりします。
では、塗布量がしっかり守れている判断基準はなんでしょうか。
①空缶検収
1つ目は空缶検収になります。
0.12㎏/㎡に100㎡(面積例)かけると12㎏になります。
100㎡ある場合は12㎏使ってないと塗布量守れないという計算になります。
塗料は15㎏+1㎏(缶の重さ)=16㎏といて
16㎏-12㎏=4㎏となり
使用後の塗料が4㎏より少なければ塗布量が守られていることになります。
このように施工前の塗料の量から使用後の残量で塗布量の計算し塗布量を管理しております。
②塗膜厚
もう一つは塗膜厚になります。
これは下地が金属に限定されますが、塗料には膜厚というのが決められております。
それぞれ塗料には基準膜厚が設置されており上記ですと25μmが基準になります。
まず素地調整後に現状の膜厚を測定します。
例:素地調整→100μm
そうすると下塗り基準が25μmでしたら
下塗り完了後に測定した膜厚は125μm以上でなくてはいけません。
基本的に下塗り=35μm、中塗り=25μm、上塗り=25μmになります。
最終的には85μm以上膜厚が付かないと規定量塗れていないことになります。
このように検査する方法は2つございます。
塗膜厚に関しては見た目上は判断できないので、塗布量確認が重要になってきます。
そして品質維持に重要なのは乾燥時間です。
2.塗料乾燥時間
各工程ごとに塗料の乾燥時間は決まっております。
上記のように各工程完了後最低4時間あけなくてはいけません。
どんなに工事を早く進めたくても1日最大2工程しか進めることはできません。
この乾燥時間を守らず早く塗ってしますと乾燥しきってない状態の上に塗ると下の塗料の水分がでてきて膨れを起こしたり不具合が発生しますので、乾燥時間は重要になってきます。
ですが、空ければいいというわけでもありません。
最長7日間になりますので、それ以降に塗るとまた不具合が起きたり、塗料の本来の成果を出せません。
適度な乾燥時間を守り施工することが重要になってきます。
そして最後は現状みて適切な判断することになります
3.材料の選定、工程の検討
各塗料にはサイディング用、金属用、木部用といった専用塗料があります。
サイディングに木部用塗料塗ったり、サビているところに水性の下塗り材等用途にあってない塗料の選定はすぐ劣化する原因になります。
劣化症状、素材の状態をしっかり見極めて、一番あう塗料の選定が重要になってきます。
特に金属関係は錆がひどいときは下塗りの前にタッチアップといって錆がひどいところを先に塗ってから全体を下塗りしていきます。
これはカタログや法規には載っていないので、現場の状況、環境、用途としっかり見極めて施工していくことが重要になってきます。
このように耐候年数10年の塗料でも施工方法をまもらないと3年で塗り直しになったり、雨漏りや劣化の促進の原因になります。
ただ施工して見た目がきれいになればよいではなく、塗料の耐候年数以上に持つようにしっかり「基準を守り塗装していくことが重要になってきます。
当店では見た目綺麗はもちろん、耐候年数以上持つようにしっかり施工管理していきます。
品質、性能関係も気になりましたら気軽に聞いていただければと思います。
ご来店。お電話お待ちしております
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ブログ執筆者
株式会社いばらき塗装テック 営業/施工管理
宮本彩斗
一級土木施工管理技士補|一級建築施工管理技士補|二級建築施工管理技士