スタッフブログ
【水戸中央・日立店】窯業系サイディングの特徴と劣化症状
2024.08.14
スタッフブログ
外壁塗装
水戸市、茨城郡、日立市、東海村、ひたちなか市、那珂市、笠間市にお住まいの皆様、こんにちは。
2024年秋に水戸市東野町・日立市大みか町にOPENを予定しております、創業96年のKPCグループ【㈱いばらき塗装テック】の齋藤です。
今回は窯業系サイディングの特徴について説明していきます!
1.窯業系サイディングとは?
サイディングとは、外壁に使う外壁材の1つです。
サイディングにも種類があり、窯業系サイディング・金属系サイディング・木質系サイディング・樹脂系サイディングなど大きく4種類あります。
その中でも最も多く住宅で使用されている外壁材が
”窯業系サイディング” になります!
内容成分は、
セメント 80%
パルプやビニロンなどの繊維質・増量材 20%
で構成されています。
2.窯業系サイディングの特徴
窯業系サイディングの特徴としては、主に2点あります。
①タイルやレンガ柄、木目柄などデザイン性の良さ
デザイン性が良いことから、
自分の好みで組み合わせることができます。
②サイディングボードを張るだけなので、施工性が良い
サイディングボードという1枚の板のようになっているため、
施工が複雑ではありません。
また、技術に左右されないため、工期が短いことも挙げられます。
3.窯業系サイディングの劣化症状
窯業系サイディングの劣化症状としては、主に4点ほどあります。
①チョーキング現象
チョーキング現象とは、塗料に含まれている樹脂が紫外線などの影響によって劣化し、
「顔料」という色を付ける物質が表面に浮き出でしまうことを言います。
チョーキングが発生していますと、防水性が失われている可能性が高いです。
放置しますと、ボードに雨水が染み込んでしまい、反りやひび割れなどに繋がります。
チョーキングが来たら、塗装する時期が来たサインになりますのでメンテナンスをおすすめしております。
②ひび割れ(クラック)
ひび割れにも縦方向と横方向で違いがあり、横方向のひび割れは水を面で受けてしまうため、
縦方向と比べて水が浸入しやすくなります。割れた箇所から雨水が浸入し、
ボードの反りや欠損に繋がります。
③コケ・カビの発生
湿気の多いところや、風通しの悪い場所でコケやカビの発生が見受けられます。
コケには、「根酸」と呼ばれる酸性の物質を出す特徴があります。
サイディングの主成分はセメントであり、アルカリ性です。
根酸の「酸性」とセメントの「アルカリ性」が中和反応を起こして、
外壁材を脆くする恐れがありますので、注意が必要です。
④シーリングの割れ・破断
窯業系サイディングの側面には塗装が施されていません。
主成分のセメントには防水性がありませんので、
ボードとボードのつなぎ目に「シーリング材」と呼ばれるものを打って防水処理を施しています。
また、シーリング材を打つことによって、
外壁材を破損させないように緩衝材の役割も果たしています。
シーリング材にはゴムのような弾力性があり、弾力を持たせるために可塑剤が入っていますが、
紫外線に弱いため、揮発してしまいますと、割れや破断といった症状が起きてしまいます。
放置しますと、割れや破断した隙間から雨水が浸入して、ボードの反りや割れ、
最悪の場合にはボード自体の交換工事になる恐れがあります。
4.最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は、住宅で最も多く使われる窯業系サイディングについて説明させていただきました。
住宅に関してお悩みがありましたら、ぜひ一度プロタイムズ水戸中央店・日立大みか店へご相談ください!
ブログ執筆者
株式会社いばらき塗装テック 営業/施工管理
齋藤優衣
カラーコーディネーター