スタッフブログ

水戸市、茨城郡、日立市、東海村、ひたちなか市、那珂市、笠間市にお住まいの皆様、こんにちは。

2024年秋に水戸市東野町・日立市大みか町にOPENを予定しております、創業96年のKPCグループ【㈱いばらき塗装テック】の高橋です。

このような訪問が全国的に増えています

「屋根が浮いているようですが、よければ登って点検しましょうか?」

「近所で工事をしていて屋根が気になったので来ました」

「台風の被害調査をしているのでご協力お願いします」

「親方に声をかけて来るように言われたので来ました」

お家にこのような謳い文句で業者が訪問してきた、という方はいらっしゃいますでしょうか。

焦って点検をしてもらうと「早急に工事をしないと危ないです」と不安感を煽ることも多いようです。このように「屋根が浮いていますよ」と声を掛けて点検をし工事を迫る訪問販売を「点検商法」と呼びます。茨城県でも増加傾向にあり、県がホームページで注意喚起をしているほどなんです!

茨城県のHPも合わせてご覧くださ

宇都宮市 屋根塗装

お問い合わせのきっかけを聞くと「屋根が浮いていると言われて不安になったから見てもらいたくて…」という方が増えた印象を受けます。

グループ会社の別店舗では、3年前前に工事をしたお客様から「屋根が浮いていると業者に言われたけど…本当にちゃんと施工してくれたの?」と連絡をいただいたこともあります(ちなみに点検の結果、異常はありませんでした!)。

消費生活センターや国民生活センターに寄せられた点検商法の相談件数は、2022年度で1万件を超えるそうです。全国的に点検商法が流行していることが伺えます。

↑「屋根 点検商法」「屋根 浮いている」で検索をすると、茨城県のみならず多くの自治体が警鐘を鳴らしています。

浮いている・壊れているのは本当?

では、「屋根が浮いていると言われたから見てほしい」とお問い合わせくださったお客様のお家の調査結果はというと、問題のないケースがほとんどでした。調査後に「問題ないですよ、大丈夫ですよ」とお伝えすると、皆さんホッとした表情をされます。

瓦のお家の場合は「平面の瓦がずれ落ちている」という指摘の他に、「棟瓦がずれている(画像赤線部分)」「漆喰が崩れている(棟瓦の下、黄色矢印の部分)」と指摘をするケースが多いようです。

スレート屋根(コロニアル)の場合は棟板金の浮きを指摘することが多いそうです。日差しや角度によっては浮いているように見える場合もあります。ですので、気になる箇所は遠目で判断するのではなく近づいて確認するのがよいかと思います。

この写真は屋根に登らせていただき撮影しました。

ちなみになぜ屋根ばかりを指摘してくるのかというと、(推測にはなりますが)普段目に付かない・地上から見えにくいからだと思います。

「外壁にひびが入っていますよ」だと「とっくに分かっているよ!」「そんなの普段から見てるよ!」と突っぱねることが出来そうですが、「屋根が浮いていますよ」と言われると「もしかしたらそうなのかな…?」と不安になりませんか?「屋根なんて普段見ないから本当なのかも…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そして点検と称して上がってしまえば、地上からは何をしているのか分かりません。

…ここまで少し不安になるようなことばかり書いてしまいましたが、ちゃんと対処法もご紹介致しますのでご安心ください!

もしもに備えておさえておきたいポイント!

ここからは、「屋根が浮いていますよ」と声を掛けられた際におさえておきたいポイントについてご紹介します。

もし点検と称して「屋根が浮いている」と指摘を受けたらまず一度冷静になりましょう。そして以下のポイントを思い出して落ち着いて対処いただければと思います。

訪問してきた業者を疑う

自宅の屋根が壊れていると聞くと誰でも焦ってしまうものです。

しかし一度冷静になって考えてみましょう。

「住んでいるのだから壊れたら自分で気が付くのでは?」

「(特に下屋がないお家)見上げても屋根や棟は見えないはず…」

「近所に工事現場や足場ってあったっけ?」

落ち着いて考えると引っかかるポイントがあるかもしれません。

少しでも怪しいと思ったら取り合わないようにするのがベターです。屋根に登る・契約するまで居座られる可能性もゼロではないので、断る自信がない場合にはインターホン越しの会話で終わらせる・居留守を使うのも手です。

屋根の上に登らせない

これはとても大切なポイントです!特に、登らせて一人にさせるのは絶対に避けてください。

なぜなら、屋根に登り故意に破損させて「損傷がありました」と虚偽の報告をする業者もいるからです。屋根は下から見上げると死角が多く、何をされているのか分かりません。

実際、当店に相談にきたお客様の中には

「屋根に登って点検してもらい、後日報告書と見積もりをもらったら瓦がずれ落ちていたので工事の契約をした。あとから写真を見直したら瓦が上にずれていて、『瓦が上に上るわけがない』と気づき慌ててクーリングオフした。」

という方もいらっしゃいました。これは気が付くことが出来たケースでよかったですが、少しゾッとしますよね…。

↑こちらはドローンで撮影した写真です。

ドローンや高所カメラであれば、屋根に触れることなく状態を把握することが出来ます。

反対に、屋根に登らせてしまうとその損傷が故意なのかどうか分からなくなってしまいます。どうしても登って診てもらいたいという場合は、ショールームを構えている・ホームページが更新されている・施工実績があるといった安心できる業者に依頼しましょう。

その場で契約をしない

「早急の工事が必要なので、この場で契約をお願いします。」

「本日お申し込みいただければあと○○円お安くできます!」

とその場での契約を促す業者もいます。

しかし、出会って数分の実態も分からない業者に工事を依頼するのは大変リスキーです。そもそも本当に屋根が壊れているかどうかも怪しいです。

ですので、すぐに契約せずに「後日こちらから連絡します」と伝えるようにしてください。

「家のことなので一人で決めることは出来ません。家族と相談します。」

「知人に大工がいる(ウソでもOK)のでそちらにも相談します。」

「建ててもらったハウスメーカーに点検してもらえないか聞いてみます」

「他の業者にも見積もりをとって比較検討させてください。」

などと付け加えるとより良いです。

また、余裕があれば「後日連絡するために名刺や会社の案内をもらえませんか」と聞いてみてください。名刺や案内をもらえたらネットで検索をして、本当に存在する会社か・信頼出来そうかを判断出来ます。濁されたりもらえなかったら「やめておいた方がよさそう」と判断できます。

長々と書きましたが、大切なのはすぐに契約せずに一旦落ち着いてよく考える・第三者に相談することです。

他社から相見積をとる

もし工事を検討するのであれば、先ほど挙げたような安心できる業者からも見積もりをとりましょう。

見積書が出そろったら価格だけではなく、工事内容にもしっかりと目を通して比較してください。その際に、「一式○○円」のような内容も数量も分からない見積書があれば候補から外して構いません。

指摘されたら焦らずに行動を!

誰しも、自宅の破損を指摘されたら不安になってしまうものです。しかし一度落ち着いて、点検商法というものが流行していることと実際本当に壊れているケースは稀であること、そして今回ご紹介した対処法を覚えて適切に対処してください。

それでもやはり屋根が心配になってしまったら、安心できるプロに診てもらうことをおすすめします。もちろんプロタイムズ宇都宮鶴田店でも調査致しますので、頼っていただけたらとても嬉しいです!

外壁塗装・屋根塗装はいばらき塗装テックへ♪

創業96年のKPCグループ(郡山塗装グループ)の㈱いばらき塗装テック|プロタイムズ水戸中央店|日立店(大みかショールーム)は、茨城県内全域で地域密着の外壁工事、塗装工事、各所補修、屋上防水、内装リフォームなどお家リフォームにかかわることは全て対応しております。もしご相談やお困りごとなどございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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ブログ執筆者

高橋梨佳子の写真

株式会社いばらき塗装テック 営業アシスタント

高橋梨佳子

二級建築施工管理技士|外装劣化診断士|カラーコーディネーター

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