スタッフブログ

水戸市、茨城郡、日立市、東海村、ひたちなか市、那珂市、笠間市にお住まいの皆様、こんにちは。

2024年秋に水戸市東野町・日立市大みか町にOPENを予定しております、創業96年のKPCグループ【㈱いばらき塗装テック】の高橋です。

業界最先端⁉無機塗料

今回のブログでは「無機塗料」についてご紹介しようと思います。現在外壁塗装のお見積りをとっている方や、ネットで外壁塗装について調べている方の中には、名前を聞いたり塗装業者に勧められたりしたご経験があるかもしれません。

しかし!「無機塗料の無機って何?無機だと何が違うの?」と感じている方はいらっしゃいませんか?

実を言うと私も、詳しく知るまでは「中学校の理科で習った気がするなあ…」くらいの認識でした💦

ということで、まず最初に無機そのものについてお話しします。

無機塗料の「無機」って?

地球上にある物質は有機物無機物に分けられます。では大きな違いはというと「炭素を含むか含まないか」になります。

炭素を含んでいるのは有機物です。炭素を含んでいる物質は加熱すると燃えます(紙や木、砂糖、エタノールなど)。改めて考えると、私たちの周りにある物質のほとんどは有機物なんです。

反対に無機物は炭素を含まないので、加熱しても燃えません(水、金属、食塩など)。

上記の他にガラスも無機物です。ガラス細工をイメージしてみてほしいのですが、ガラスって熱をどれだけ加えても燃えずにトロトロしていますよね。

無機の良さは?

無機というものについてご理解いただけましたでしょうか?次は無機の良さをご紹介します✨

無機の良さといえば高耐候性です!

先ほどガラスのお話をしましたが、「屋根がサビてきたな…」「外壁ボロボロじゃん…」と思うことがあっても「ガラスが傷んでるな…」と感じることって無いですよね?(汚れてるな…というのはあるかもしれませんが)

屋根や外壁を劣化させる原因は雨や風、そして紫外線です。しかし、無機は紫外線の影響を受けにくいんです!紫外線の影響を受けにくいすなわち劣化しにくい無機成分が含まれていれば塗料の耐久年数も良くなります。

そのため、無機塗料はお家を長く保つのにピッタリの塗料であると言うことが出来ます。

さらに具体的なメリットをご紹介すると、

①紫外線の影響を受けにくい→劣化しにくい

②有機物の含有量が少ない→カビや苔が発生しにくい

③加熱しても燃えない→火事の二次被害の確立を下げることが出来る

の3点が挙げられます。

「1回メンテナンスをしたら後はなるべく手をかけなくても良いようにしたい」という方はぜひ無機塗料による塗装を検討してみてはいかがでしょうか。

無機塗料、ここに注意!

今までのお話で「え!無機塗料めっちゃいいじゃん!」となっていただけたと思いますが、注意点しなければならないポイントもあります。

パンフレットやウェブサイトには魅力的な言葉ばかりですが、以下の点に気を付けながらご検討いただければと思います。

「○○年耐久!」の根拠がバラバラ

耐久年数は、太陽光に見立てた強い光を塗膜に当てその劣化の速さを元に決められています。国家規格であるJIS規格の耐候年数はキセノンランプを用いた試験により算出されています。塗料のほとんどはJIS試験を行っており、その結果がパンフレットに記載されていますので確認してみてください。

キセノンランプ試験についてはこちら

しかし、高耐候の無機塗料はなかなか劣化しないために試験に膨大な時間がかかります。そのため、キセノンランプよりも強い光を照射するスーパーUV試験を採用しているケースがほとんどです。

そのため、メーカーの異なる無機塗料同士で比較する場合はあくまで参考程度とお考えください。もちろん、キセノンランプによる試験をしている無機塗料もあります。

余談ですが、屋外に試験板を置き測定する「暴露試験」という方法もありますがこちらもJIS規格ではありません。比較をする際はご注意ください。

※どの試験を実施しているかはパンフレットの表紙や「促進耐候性試験」のグラフ横に記載されています

無機100%の塗料はない

これは少し意外だったかもしれません。無機成分100%の塗料は無いんです。

塗料の保護機能・耐候性のポイントとなる成分を樹脂といいますが、戸建住宅で主に使われているのはアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素の4種類です。塗替え工事で主流なのはシリコンとフッ素です。

「え、でもネットで調べたら無機塗料ってラインナップがあったよ?あれは無機塗料じゃないの?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。無機塗料は無機成分といずれかの樹脂が合わさって出来ています。

例えば、アステックペイントの【無機ハイブリッドウォール】はシリコンと無機で形成された水性形二液外壁用変性無機系上塗材です。

関西ペイントの【アレスダイナミックMUKI】はフッ素と無機で形成された超耐候性超低汚染ハルスハイリッチ無機有機ハイブリッド塗料です。ハイブリッドと書かれていると分かりやすいですね。ちなみにこちらはキセノンランプによる試験が行われています。

そして、無機塗料の無機成分の配合率は公表されていない場合が多いです。羽毛布団のように「○%以上で羽毛布団と名乗って良い」のような基準がないので、極端な話1割でも無機成分が含まれていれば無機塗料と名乗ることができます。

塗料の性能も大事だけど…

ここまで無機塗料のメリットと注意点をご紹介してきました。これらを踏まえて塗装のプランや塗料を選んでいただければと思います。

しかし、せっかく良い塗料を選んでもきちんとした手順で塗って乾燥時間を守らないと本来の性能が発揮されません。塗料の性能ばかりに目を向けず、どのような施工がされるのか・施工を管理する人がいるのかまでを見て、より良い業者選びをしてみてください。

もしどこに頼んだら良いか分からない場合にはぜひ、塗装技能士・施工管理技士在籍のプロタイムズ宇都宮鶴田店へご相談ください。もちろん無機塗料も扱っております(*^^)v

外壁塗装・屋根塗装はいばらき塗装テックへ♪

創業96年のKPCグループ(郡山塗装グループ)の㈱いばらき塗装テック|プロタイムズ水戸中央店|日立店(大みかショールーム)は、茨城県内全域で地域密着の外壁工事、塗装工事、各所補修、屋上防水、内装リフォームなどお家リフォームにかかわることは全て対応しております。もしご相談やお困りごとなどございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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高橋梨佳子

二級建築施工管理技士|外装劣化診断士|カラーコーディネーター

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