スタッフブログ

水戸市、茨城郡、日立市、東海村、ひたちなか市、那珂市、笠間市にお住まいの皆様、こんにちは。

2024年秋に水戸市東野町・日立市大みか町にOPENを予定しております、創業96年のKPCグループ【㈱いばらき塗装テック】の高橋です。

外壁塗装 保証

今回は、外壁塗装の【保証】についてご紹介したいと思います。

家具や家電ではよく見かける保証ですが、近年では外壁塗装にも保証が付くことが一般的になってきました。そのため、お客様が塗装業者を選ぶ際に【保証】の有無を重要視することも少なくありません。

【保証】は「塗って終わりではない」すなわち、工事後も頼りになるという安心感につながります。そして塗装業者からすると保証を出すということは「きちんと施工しましたよ」という自信・責任の意思表示にもなります。

そんな魅力が沢山の保証ですが、ここからは意外と知らない注意ポイントをお伝えしていきます。塗装業者を探している方がいらっしゃいましたらぜひ参考にしてみてください。

保証には種類がある?

まず初めに、保証の種類についてお話しします。

保証の種類は【メーカー保証】【工事保証】の2種類があります。

メーカー保証(製品保証)

メーカー保証は製品の製造メーカーが製品に対して付ける保証です。

塗料メーカーにとっての製品は塗料ですので、メーカーは製造した塗料にメーカー保証をつけます。これは塗装業者に対して「施工方法を守って塗装をしたら、パンフレットに載っている耐久年数や機能が見込めますよ」というものです。

すなわち、メーカーと塗装業者の間に発生する保証なのです。

では、お客様が安心できる&お客様のための保証は無いのでしょうか?

ご安心ください、ございます!それが以下の工事保証です。

工事保証

工事保証は、塗装業者がお客様にお出しする保証です。

塗料は少し特殊で、塗料缶の中に入っている段階では「半製品」です。つまり製品として未完成なんです。メーカーから仕入れた塗料を職人が正しい希釈・施工方法で塗り、塗膜が形成されてやっと「製品」となります。

つまり、「適切な手順で塗装しました。工事の管理もきちんと行い、しっかりと塗膜が形成されています。安心してお過ごしいただけますよ。」と塗装業者が自信を持って提供するのが工事保証です。

ここでひとつ注意していただきたいのですが、メーカーからお客様に工事保証をお出しするケースは基本的に無いとお考えください。塗装業者は全国に5万社程あると言われております。メーカーがその中のどこに何を届けどのような管理が行われているのかを把握するのは残念ながら不可能に近いです。ですので、「工事保証を出します」と言われた場合は施工店から保証してもらうものとお考えください

例外的に、メーカーからお客様へ工事保証をお出しするケースもありますが、詳細は本ブログの「4.いばらき塗装テックでは」をご覧ください。

工事保証の範囲

では工事保証では何をどれくらい保証してくれるのでしょうか。ここでは一般的な保証の範囲についてお話します。

保証年数

保証年数は塗料の期待耐用年数より若干短く設定されており、だいたい2~10年の場合が多いです。

年数は塗装した場所や塗料のグレードによって異なります。

外壁の保証の目安(カッコ内は期待耐用年数)

シリコン塗料:3~5年(7~10年)

フッ素塗料:7~10年(12~16年)

無機塗料:7~10年(16~20年)

対象になる不具合

外壁塗装の場合、基本的には塗膜の剥離・ふくれが保証の対象になります。それ以外の変色や色あせは保証外になるケースがほとんどです。

何もしていないのに塗膜が剥がれてきた・塗膜が膨らんできたという場合は保証の対象となります。

塗膜の剥がれと言っても

自転車のハンドルをぶつけてしまい塗膜が剥がれた

駐車の際にサイドミラーを擦り塗膜が剥がれた

といった外部からの衝撃によるものは保証の対象から外れる場合が多いです。

また、天災による塗膜のひび割れや剥離なども対象外になる場合がありますので、契約の前にきちんと内容を確認することをお勧めします。

保証の注意点

あると安心な塗装工事の保証ですが、いくつか注意しなければならない点があります。

保証がつけられない場合がある

保証について、「そもそも外壁塗装に保証を付けない」という塗装業者もあります。しかし問題点はそこではなく、「保証を付けます」とうたっている塗装業者であっても保証を付けられない例外がある場合があるということです。

一つ例を挙げると、お家が【直貼り工法】で施工されていた場合。直貼り工法とは防水シートの上に直接外壁材を施工する工法です。直貼り工法は建物内部から水分が抜けにくく、逃げ場を失った水分が外壁材を通って外に出ようとします。その外壁材に塗膜が形成されていた場合、塗膜が膨らむことがあります。

先の方で「塗膜の剥離や膨れが保証の対象になります」と申し上げました。しかし、いくらきちんと施工をしたとしても直貼り工法のお家はそもそも塗膜が膨らんでしまう可能性があるために保証がつけられないのです。

直貼り工法のお家の施工ブログ

それでも「うちは大丈夫だよ!」と保証をつけてくれる塗装業者もあります。反対に、保証云々の前に「直貼り工法のお家に塗装はお勧めしません、カバーか張替えをしましょう」という塗装業者もあります。

一番良いのは、保証がつけられない場合やリスクがある場合にきちんと伝えてくれてその上で一緒に落としどころを決められること思います。そのためにも、お家を調査してもらう段階で保証について相談してみることをお勧めします。

書面に残す・発行してもらう

意外と忘れがちな部分ですが、口頭での約束はNGです💦

不具合があった際に「保証なんてしていません」と言われたら泣き寝入りするしかありません…。

そうならないためにも、工事保証書を発行してもらい手元に残せるようにしましょう。また、保証に限らず打ち合わせした内容については双方の記録に残るように紙に書くなどしてもらうと良いです。

塗装業者が倒産してしまうと無効に

そしてこちらも注意いただきたいポイントです。

塗装工事を行った塗装業者が倒産してしまった場合、工事保証が無効になってしまう場合が多いです。

「安心できる会社に工事をお願いしたのに…」とならないためにも、以下のポイントも参考にしてみてください。

①塗装業者の組織・団体に加盟している施工店を選ぶ

塗装業者が1店舗・1法人の場合は、上記の通り倒産とともに保証が無効になってしまいます。しかし、塗装業者が複数集まった組織や団体・組合、フランチャイズに加盟している場合、倒産後もその組織が保証を引き継いでくれるケースがあります。

②リフォーム瑕疵保険を利用する

リフォーム瑕疵保険は、塗装業者とは別の第三者機関(保険法人)が工事を保証します。注意点としては、リフォーム瑕疵保険に事業者登録をした塗装業者でないとこの保険を使うことが出来ません。保険について、詳しくはプロタイムズの「外壁塗装ジャーナル」でもご紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。

いばらき塗装テックでは

いばらき塗装テックでは基本的に、保証をつけられる場合であれば工事保証をつけ「工事保証書」をお出ししています。詳しい保証内容や年数につきましてはスタッフにご相談ください。

そして当店ははその名前のとおり、【プロタイムズ】という塗装の全国組織(フランチャイズ)に加盟しています。プロタイムズは塗料メーカーのアステックが運営しており、全国一律の施工基準があります。

そのため、施工店(プロタイムズ○○店)から出す工事保証の他に、塗料メーカーからも工事保証をお出ししています。プロタイムズではこれをW工事保証と呼んでいます。

序盤で「メーカーからお客様に対して工事保証をお出しするケースは基本的に無い」とお伝えしました。しかしプロタイムズはメーカーが運営する組織であること・全国一律の施工基準があることから、メーカーからの工事保証を可能にしました。

おわりに

今回の内容をまとめ、チェックポイントにすると

・【保証】はどこからどんな内容で出されるのかを確認する

・内容もしっかり把握する(外壁・屋根・付帯でそれぞれ何年ずつか、対象となる不具合はなにか)

・保証の約束は記録に残すようにする

といったところでしょうか。

工事後も安心してお過ごしいただくために、ぜひ今回の内容を参考にしていただければ幸いです。

外壁塗装・屋根塗装はいばらき塗装テックへ♪

創業96年のKPCグループ(郡山塗装グループ)の㈱いばらき塗装テック|プロタイムズ水戸中央店|日立店(大みかショールーム)は、茨城県内全域で地域密着の外壁工事、塗装工事、各所補修、屋上防水、内装リフォームなどお家リフォームにかかわることは全て対応しております。もしご相談やお困りごとなどございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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ブログ執筆者

高橋梨佳子の写真

株式会社いばらき塗装テック 営業アシスタント

高橋梨佳子

二級建築施工管理技士|外装劣化診断士|カラーコーディネーター

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