スタッフブログ

日立市、常陸太田市、東海村、那珂市、ひたちなか市、水戸市にお住まいの皆様、こんにちは。

2024年秋に水戸市東野町・日立市大みか町にOPENした、創業96年のKPCグループ【㈱いばらき塗装テック】水戸中央・日立店担当の齋藤です。


1. 「下塗りって本当に必要?」という疑問から

外壁塗装のご相談をいただくと、必ず出てくる工程が
「下塗り → 中塗り → 上塗り」という3つのステップ。

でも実際にお客様からは、こんなお声をよくいただきます。

「下塗りって、仕上がったら見えなくなりますよね?
じゃあ省いても変わらないんじゃないですか?🤔」

確かに、完成した家の外観からは下塗りはまったく見えません。
しかし…ここが塗装工事の長持ちのカギ🔑なんです。

例えるなら、下塗りはお化粧前の“化粧下地”や家づくりの基礎工事のようなもの。
ここをきちんとやらないと、どれだけ高級な上塗り塗料を使っても意味がなくなってしまいます。


2. 下塗りの3つの大きな役割 🛠

下塗りは「接着」「保護」「調整」という3つの役割を担っています。

役割何をしているか効果
接着外壁材と上塗り塗料をしっかりくっつける剥がれや浮きを防ぐ
保護劣化や塗料の吸い込みを防ぐ均一で美しい仕上がりに
調整色ムラや吸い込みムラを抑える上塗りの発色をきれいに保つ

💡 ポイント
下塗りは見た目には現れませんが、この3つがそろうことで塗装の寿命がグッと延びます。


3. 下塗りを省くとどうなる?

現場でよく見かけるのが、「下塗り不足や省略」で起こるトラブルです。

  • 2〜3年で塗膜がペリペリ剥がれる
  • 色ムラが出て、見た目がまだらになる
  • 防水性能が落ちて雨染みが発生する
症状原因発生時期
剥がれ密着不足1〜3年以内
色ムラ下地の吸い込み工事直後〜半年
粉吹き下地保護不足3〜5年以内

👷‍♂️ 現場エピソード
以前、あるお宅で「わずか2年」で塗膜が剥がれたケースがありました。
調べると、下塗りが一部省かれていたことが原因。結局、再塗装となり費用も2倍以上…。
「最初からちゃんとやってもらえばよかった」と、お客様も残念そうでした。


4. 下塗りにも種類があります 🎯

実は「下塗り」といってもいくつか種類があります。
外壁や屋根の素材、劣化の進み具合によって選び方が変わります。

種類特徴よく使う場面
シーラー浸透して下地を固めるモルタル・スレート屋根
プライマー密着力を高める金属屋根・樹脂部材
フィラー厚みをつけて凹凸を埋めるモルタルのひび補修後

💬 例えば…

  • サイディングの粉ふき(チョーキング)が進んでいれば、浸透型シーラー
  • 金属屋根なら防錆プライマー
  • ひび割れ補修跡が多いモルタル壁ならフィラー

といった具合に、素材と状態に合わせた選定が大切です。


5. 良い下塗り施工の条件

下塗りはただ塗るだけではダメ。
メーカーが推奨する条件を守らなければ、本来の性能は発揮されません。

  1. 下地をきれいに整える
     高圧洗浄やケレン(削り作業)で汚れ・錆・旧塗膜を落とす
  2. 塗布量を守る
     規定より薄く塗ると効果半減
  3. 乾燥時間を確保する
     乾かないうちに次の工程に進むと密着不良に

📊 施工フロー例

  1. 高圧洗浄
  2. 下塗り塗布(規定量)
  3. 乾燥(季節条件で時間調整)
  4. 中塗り → 上塗り

6. お客様が知っておくと得すること 💡

下塗りの重要性を理解していると、工事を依頼する際にこんなメリットがあります。

  • 見積書の「下塗り工程」の意味がわかる
  • 手抜き工事を見抜くことができる
  • 長持ちする塗装を選べる
  • 将来の修繕コストを減らせる

「下塗りの種類は何を使いますか?」と質問するだけで、業者の対応力や知識レベルも見えてきます。


7. まとめ 📝

下塗りは外壁塗装の中で一番地味ですが、最も重要な工程です。
家を長く守るためには、見えない部分こそ丁寧に仕上げることが大切。

これから塗装をお考えの方は、見積もりをもらったらぜひ
「下塗りの種類・塗布量・施工方法」を確認してみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。屋根・外壁・リフォーム工事などのお悩みは、ぜひ「いばらき塗装テック」までお気軽にご相談ください。

外壁塗装・屋根塗装はいばらき塗装テックへ♪

創業96年のKPCグループ(郡山塗装グループ)の㈱いばらき塗装テック|プロタイムズ水戸中央店|日立店(大みかショールーム)は、茨城県内全域で地域密着の外壁工事、塗装工事、各所補修、屋上防水、内装リフォームなどお家リフォームにかかわることは全て対応しております。もしご相談やお困りごとなどございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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