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【水戸市・日立市・ひたちなか市】タイル調サイディング外壁の塗装について
2025.07.11
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外壁には様々な建材が使用されており、日本の住宅の約7割を占めている建材が「窯業系サイディング」です。
その窯業系サイディングの中でも数多くの意匠性があります。
そこで今回はこのサイディングの中でも人気のある「タイル調」についてお話させていただきます。
タイル調サイディングとは
タイル調サイディングとは、本物のタイルを使用するのではなく、本物のタイルのようなデザインが施されたサイディングボードです。


本物のタイルに塗装はできませんが 、上記のようにタイル調のデザインは数多く出回っておりこれらはサイディングボードなので塗装ができます。
塗装の種類
また、タイル調は塗装においてもバリエーションが多く、基本的には単1色塗装ですが、目地塗り分け塗装など2色を使用してデザイン性がより高くなりオシャレに見える工法もございます。
防水性の観点では大きな変わりはありませんが、シンプルに仕上げたい方には単1色塗装、とにかく美観性やデザイン重視で考えている方は塗り分け塗装をお勧めいたします。
※サイディングのデザインによっては塗り分けが難しいものがございます。
また既存の外壁の色合いをどうしても変えたくない方にはクリアー塗装と呼ばれる透明の塗料を使用して既存の風合いをそのまま生かす工法もございます。
では実際にどそれぞれのメリットとデメリットをお伝えいたします。
単1色塗装
単1色のメリットは何といっても施工費です。
基本的には下塗り、中塗り、上塗りの3工程となりますので余計な施工費はかからず塗装が可能です。
何よりシンプルな仕上がりがお好みの方にはコスパもよくお勧めできる工法となります。
デメリットとしては、元々デザイン性のある色だった場合は鮮やかさが消えてシンプルに見えすぎると思います。
目地塗り分け塗装
塗り分け塗装はローラーの種類を変えて塗装を行い、タイル調部分と目地部分は異なった色を使用してよりタイル部分を強調させる工法です。

メリットとしては、意匠性が高くなりよりオシャレに見えて美観性の向上に繋がります。
レンガ本来のデザインを引き立たせて重厚感のある仕上がりになり、デザインにこだわりたい方にお勧めです。
その反面、デメリットとしてはまず施工費が単色塗装に比べて高くなります。これは、塗り分けをすることで工程が多くなってしまい、その分の施工費も比例して上がってしまいます。
更にはタイル部分と目地部分で色を変えるため、塗料も別に注文するため割高になる傾向です。
クリアー塗装
クリアー塗装は、新築時に建てた際の様々の色合いが重なった風合いをそのまま活かし、無色透明塗料を使用するため色付き塗装では出せない既存の風合いを維持させる工法です。
透明の塗料で塗る事で外壁の耐久性は勿論のこと、既存のデザインの艶が蘇ります。

メリットは色が変わらないため、塗料の色選びでの失敗がなくなります。 デメリットとしては、まずクリアー塗装には塗れる条件が厳しくなっていることが挙げられます。
基本的にクリアー塗装の施工可能として築8~10年以内が目安となります。これはチョーキング現象(外壁を触ると粉が付く)が起きてしまうとクリアー塗装ができなくなります。
もしチョーキング現象が起きている中でクリアー塗料で塗った場合に白濁(はくだく)と呼ばれる外壁が白く濁ってしまいモヤのように見えて余計汚く見えてしまう現象が発生します。
また、塗装前に必ず行う下地補修が単色や塗り分けは補修後ぶ色を付けるため目立たなくなりますが、クリアーの場合は透明なため補修部分が目立ちやすくなってしまうことがございます。
まとめ
塗装をご検討されている方でお家が窯業系サイディングの場合は様々な塗り方が存在します。

塗装は外的要因からお家を守る役割がございますが、せっかくならお好みの色や塗り方をこだわると気分も変わりより愛着がわいてきます^0^
弊社もサイディングボードの塗装はお好みの工法で塗装ができますので、ご検討されている方はお気軽にお問合せくださいませ。
ブログ執筆者
株式会社いばらき塗装テック 営業/施工管理
大掛祐紀
二級建築施工管理技士|二級土木施工管理技士(補)|外装劣化診断士|カラーコーディネーター|有機溶剤取扱者