スタッフブログ

水戸市、茨城郡、日立市、東海村、ひたちなか市、那珂市、笠間市にお住まいの皆様、こんにちは。

2024年秋に水戸市東野町・日立市大みか町にOPENを予定しております、創業96年のKPCグループの㈱いばらき塗装テックの本田です。

シーリングって何?

シーリングとは、建物の外壁に使用される防水・気密のための素材です。シーリングは外壁材と外壁材の間や、サッシの隙間、窓枠と外壁の接続部分などに充填し、建物内部への水分や空気の侵入を防ぐ役割を果たします。

このシーリング材の重要性について理解することは、建物の寿命を延ばし、快適な生活環境を保つために非常に有益です。この記事では、シーリングの役割、使用される素材、そして劣化の兆候やメンテナンスの重要性について詳しく説明します。

シーリングの役割

シーリングの最大の役割は、防水性と気密性の確保です。外壁の隙間から水分が侵入すると、建物の内部構造や断熱材が水に晒されるリスクが高まります。

雨水の侵入が長期間にわたって続くと、外壁内部の腐食やカビの発生につながり、建物の耐久性が低下します。さらに、シーリングは空気の流れを防ぐことで、冷暖房効率の向上や外部の騒音を遮断する効果も持っています。

また、外壁シーリングは新築時に施されるのが一般的ですが、経年とともに劣化します。特に直射日光や雨風の影響を受けやすい部分では、シーリング材が硬化してひび割れや剥離が発生しやすくなります。

定期的な点検とメンテナンスを怠ると、防水機能が失われ、建物の劣化が進行してしまいます。そのため、シーリングの定期的なメンテナンスが必要不可欠です。

シーリング材の種類

シーリング材には、さまざまな種類があり、用途や場所によって適した素材が異なります。以下に、主なシーリング材の種類を紹介します。

  • ウレタン系シーリング材
    弾力性があり、伸縮性が高いのが特徴で、外壁や屋根、窓周りなど幅広い用途に使用されます。柔軟性があるため、建物の振動や温度変化による膨張収縮に強く適応します。しかし、耐久性が少し弱いため、定期的な交換が必要です。
  • シリコン系シーリング材
    耐候性・耐水性に優れており、特に水まわりや外壁の接合部分に適しています。紫外線にも強いため、長期間にわたってその性能を維持しますが、塗装が困難なため、再塗装が予定されている部分には不向きです。
  • 変成シリコン系シーリング材
    シリコン系とウレタン系の良いところを併せ持ち、耐候性と弾力性のバランスが取れています。また、塗装が可能なため、外壁の見た目を統一したい場合に便利です。価格はやや高めですが、耐用年数が長く、メンテナンスの頻度を減らせる利点があります。

弊社では、変成シリコン系シーリング材を使用しております。塗料との相性と耐用年数が長く、メンテナンスの頻度を減らせる利点がある為、採用しています。

シーリング劣化の兆候

シーリング材は、常に外部環境にさらされるため、紫外線や温度変化によって徐々に劣化します。シーリングの劣化が進行すると、次のような兆候が見られるようになります。

  • ひび割れ:シーリング材が乾燥し、表面にひびが入ることで、隙間から水分が侵入しやすくなります。
  • 剥離:シーリング材が外壁から剥がれ、シーリングが貼り付いていた部分に隙間が生じます。
  • 変色:紫外線の影響により、シーリング材が黄変または黒ずむことがあります。変色は美観に影響を及ぼすだけでなく、劣化の初期サインとも考えられます。

これらの兆候を見つけた場合は、早急に専門業者に相談し、必要に応じてシーリングの打ち替えを検討することが重要です。

打ち替えと増し打ちの違いは?

メンテナンス方法には「打ち替え」と「増し打ち」があり、それぞれに異なる特長や適用場面があります。

  • 打ち替え
    劣化したシーリング材をすべて撤去し、新しいシーリング材を充填する方法です。古いシーリング材を完全に取り除くため、隙間部分に新しいシーリング材がしっかりと密着します。劣化が激しい場合や、完全に防水・気密機能を取り戻したい場合に選ばれる方法です。
  • 増し打ち
    既存のシーリング材の上から新しいシーリング材を追加で重ねて塗布する方法です。シーリング材がまだしっかりと密着している場合や、劣化が部分的である場合に選ばれ、コストや工期を抑えることができます。

打ち替えや増し打ちの施工には、それぞれ決まった手順があります。一般的な施工の流れを説明します。

  • 打ち替えの施工手順
    1. 古いシーリング材の撤去:専用の工具で古いシーリング材を完全に除去します。
    2. 下地処理:清掃とプライマーの塗布を行い、シーリング材がしっかりと密着するように準備します。
    3. 新しいシーリング材の充填:専用のガンでシーリング材を均等に充填し、目地の表面を整えます。
    4. 仕上げ:シーリング材が硬化した後、完成となります。
  • 増し打ちの施工手順
    1. 下地処理:既存のシーリング材の表面を清掃し、プライマーを塗布します。
    2. 新しいシーリング材の充填:既存のシーリング材の上から新しいシーリング材を重ねて充填します。
    3. 仕上げ:表面を整え、硬化を待ちます。

建物の状態や求める効果によって最適な施工方法を選ぶことで、外壁や建物の寿命を大幅に延ばすことが可能です。

メンテナンスの重要性

シーリングのメンテナンスを怠ると、防水性や気密性が低下し、建物内部への水の浸入リスクが高まります。シーリング材の劣化を放置することで、建物全体の耐久性に悪影響を及ぼし、修繕費用が高額になる可能性があります。

一般的には、10年を目安にシーリングの打ち替えや増し打ちを行うことが推奨されています

メンテナンスを行う際は、専門の業者に依頼することで、適切なシーリング材の選定と施工が確保されます。自分でメンテナンスを行うのは難しく、また不十分な施工はかえって問題を悪化させる恐れがあるため、プロに依頼することが重要です。

最後に

シーリングは建物の防水性と気密性を保つために欠かせない要素であり、定期的なメンテナンスが求められます。シーリングの役割や使用される素材の特徴を理解することで、長期間にわたる建物の保護と快適な生活環境を維持することが可能です。

特に、シーリングの劣化が見られる場合には、早めの対処が建物の寿命を延ばし、修繕費用を抑えるポイントとなります。

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福島県、栃木県にてグループ合計11店舗展開の㈱いばらき塗装テック

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