スタッフブログ
【水戸市・日立市・ひたちなか市】外装の劣化診断
2024.10.29
スタッフブログ
外壁塗装
水戸市、茨城郡、日立市、東海村、ひたちなか市、那珂市、笠間市にお住まいの皆様、こんにちは。
創業96年のKPCグループ【㈱いばらき塗装テック】の今泉です。
外装の劣化診断
住宅の外装は、長年の風雨や紫外線、気温変化によって徐々に劣化していきます。適切なメンテナンスやリフォームを施さないと、建物の見た目が損なわれるだけでなく、内部の構造部分にも影響が及び、結果的に大規模な補修が必要になることもあります。このブログでは、住宅の外装劣化について、ビフォーアフター方式で詳しく解説し、それぞれの状態に応じた対策やリフォーム方法を紹介していきます。
1. 外壁のひび割れ
(劣化状態)
外壁の劣化が進むと、コンクリートやモルタルの壁に細かいひび割れが生じます。これは「ヘアクラック」と呼ばれ、主に経年劣化や温度変化によって引き起こされます。ひびが小さいうちは影響が少ないですが、放置しているとひびが広がり、雨水が侵入して内部の腐食やカビ発生の原因となります。
(修繕後の状態)
外壁のひび割れには「シーリング材」でひびを埋める方法や、ひび割れ補修用の塗料を塗布する方法があり、これにより防水性が回復し、外壁の強度が増します。特に、劣化が進んだ場合は外壁全体の塗り替えが必要です。新しく塗り替えられた外壁は美しいだけでなく、耐久性も大幅に向上します。
2. 塗装の色あせ・剥がれ
(劣化状態)
紫外線や雨風にさらされ続けると、外壁や屋根の塗装が色あせ、剥がれ落ちることがあります。塗装が劣化すると、防水機能が低下し、外壁の保護力が弱まります。特に、塗膜が剥がれて下地が見えるようになると、外観だけでなく構造にも悪影響が出始めます。
(塗り替え後の状態)
色あせや剥がれが目立つ場合は、専門の業者による塗り替えが効果的です。塗料には「耐候性」「防水性」「防カビ・防藻性」などの機能を備えたものがあり、最新の塗料を使用することで長期間美しい状態を保つことができます。塗り替え後の住宅は、まるで新築のような外観を取り戻せます。
3. コーキングの劣化
(劣化状態)
外壁のパネルや窓枠、ドア枠の接合部に使用されているコーキング(シーリング材)は、時間とともに硬化し、ひび割れたり剥離したりします。コーキングの劣化を放置すると、雨水が侵入し、壁内の腐食やカビの発生原因となるため、定期的なチェックが必要です。
(打ち替え後の状態)
古いコーキングを除去し、新しいコーキング材を充填する「打ち替え」を行うことで、隙間を埋め、防水性が回復します。最新のコーキング材は耐候性が高く、紫外線や気温変化に強いため、長期間メンテナンスフリーで使用できます。施工後の外観もすっきりと綺麗になります。
4. 屋根の劣化(苔や藻の発生)
(劣化状態)
屋根材には苔や藻が生えやすく、特に日当たりや風通しが悪い場所では、湿気が溜まりやすいため劣化が早まります。屋根の劣化が進むと、雨漏りの原因にもなるため、早めの対応が必要です。
(洗浄・塗装後の状態)
屋根の洗浄を行い、苔や藻を除去した後、屋根専用の塗料で再塗装することで、見た目も改善され、防水機能も回復します。また、最新の屋根塗料には耐熱性が高いものもあり、夏場の室温上昇を抑える効果も期待できます。清潔感のある仕上がりで、建物全体の印象もアップします。
5. ベランダやバルコニーの防水劣化
(劣化状態)
ベランダやバルコニーは、雨水が溜まりやすい場所で、防水層が劣化すると水漏れが発生する恐れがあります。特に、ひび割れや膨れが見られる場合は、早急な対処が必要です。
(防水工事後の状態)
防水層の再施工を行うことで、再びしっかりとした防水性能が得られます。ウレタンやFRPなどの防水材を使用した施工は耐久性が高く、5〜10年に一度のメンテナンスで長期間使用可能です。施工後のベランダは滑らかな仕上がりになり、耐久性もアップします。
まとめ
外装の劣化は見た目の問題だけでなく、内部構造にも影響を及ぼすため、定期的な点検とメンテナンスが重要です。劣化が軽いうちに対処することで、大規模なリフォームの必要も少なくなります。
ブログ執筆者
株式会社いばらき塗装テック 店長代理
今泉勝彦
一級建築塗装技能士|一級鋼橋塗装技能士