スタッフブログ

水戸市、茨城郡、日立市、東海村、ひたちなか市、那珂市、笠間市にお住まいの皆様、こんにちは。

2024年秋に水戸市東野町・日立市大みか町にOPENを予定しております、創業96年のKPCグループ【㈱いばらき塗装テック】の今泉です。

茨城県における外壁・屋根塗装の料金は、過去数十年で大きく変化しています。以下では、茨城県における塗装料金の昔と現在の価格比較について、具体的に解説します。

1980年代

  • 外壁塗装: 1㎡あたり1,000~1,500円程度
  • 屋根塗装: 1㎡あたり1,200~1,800円程度
  • 塗料: 主にアクリル塗料が使用され、耐久性は3~5年程度。施工技術も現在ほど進んでおらず、品質にはばらつきがありました。

1990年代

  • 外壁塗装: 1㎡あたり1,500~2,000円程度
  • 屋根塗装: 1㎡あたり1,800~2,500円程度
  • 塗料: アクリル塗料に加え、ウレタン塗料が普及し始めました。耐久性は5~7年程度に向上し、施工技術も改善されました。

2000年代

  • 外壁塗装: 1㎡あたり2,000~3,000円程度
  • 屋根塗装: 1㎡あたり2,500~3,500円程度
  • 塗料: シリコン塗料が主流となり、耐久性は10~15年程度に向上。品質も安定し、より多くの選択肢が提供されるようになりました。

 

2010年代

  • 外壁塗装: 1㎡あたり3,000~4,000円程度
  • 屋根塗装: 1㎡あたり3,500~5,000円程度
  • 塗料: フッ素塗料やシリコン塗料が一般的に使用されるようになり、耐久性がさらに向上。塗料の種類が増え、環境に配慮した低VOC塗料も普及しました。

現在(2020年代)

  • 外壁塗装: 1㎡あたり4,000~6,000円程度
  • 屋根塗装: 1㎡あたり5,000~7,000円程度
  • 塗料: フッ素塗料や無機塗料が主流となり、耐久性は15~25年程度にまで向上。施工技術も高度化し、長期的なメンテナンス費用を抑えることが可能になりました。

 

 

1980年代

  • 30坪の戸建て住宅(外壁塗装)  約30万円~45万円
  • 30坪の戸建て住宅(屋根外壁塗装)  約36万円~54万円

 

1990年代

  • 30坪の戸建て住宅(外壁塗装): 約45万円~60万円
  • 30坪の戸建て住宅(屋根外壁塗装): 約54万円~75万円

 

2000年代

  • 30坪の戸建て住宅(外壁塗装): 約60万円~90万円
  • 30坪の戸建て住宅(屋根外壁塗装): 約75万円~105万円

 

2010年代

  • 30坪の戸建て住宅(外壁塗装): 約90万円~120万円
  • 30坪の戸建て住宅(屋根外壁塗装): 約105万円~150万円

 

現在(2020年代)

  • 30坪の戸建て住宅(外壁塗装): 約120万円~180万円
  • 30坪の戸建て住宅(屋根外壁塗装): 約150万円~210万円

 

2024年における全国的な塗装価格の変化は、いくつかの要因によって影響されています。これには、経済的な要因、原材料費の変動、環境規制の強化、労働力不足などが関係しています。ここでは、2024年の塗装価格の変化について詳しく解説します。

1. 原材料費の上昇

近年、塗装に使用される塗料の原材料費が上昇しています。特に、石油製品を基にした化学物質が塗料に多く使用されているため、原油価格の変動が塗装価格に直接影響を与えています。

  • 具体的な影響: 2024年の原油価格の上昇に伴い、塗料の価格も上昇しています。シリコン塗料やフッ素塗料など、高耐久塗料の価格が特に高騰しており、外壁塗装全体のコストが増加傾向にあります。
  • 価格変動の例: 2023年と比較して、塗料自体の価格が約10~15%程度上昇している地域が見られます。

2. 労働力不足と人件費の上昇

全国的な建設業界における労働力不足は、塗装業界にも大きな影響を与えています。特に、技術者の不足と高齢化が進んでおり、若手職人の育成が追いついていない状況です。

  • 具体的な影響: 労働力不足により、熟練した職人の人件費が上昇しています。また、施工のスケジュールも延びることが多く、作業を依頼する際の待ち時間が長くなっています。
  • 価格変動の例: 施工費用としての人件費は、地域や業者によって異なりますが、約5~10%程度の上昇が見られます。

3. 環境規制の強化

2024年は、環境規制が一層強化されており、VOC(揮発性有機化合物)を含む塗料の使用に対する規制が厳しくなっています。このため、環境に優しい低VOC塗料や水性塗料の需要が増加していますが、これらの塗料は従来の塗料よりも価格が高いことが多いです。

  • 具体的な影響: 環境規制対応の塗料を使用することで、材料費が増加し、全体的な塗装価格も上昇しています。また、規制により施工時の管理コストも上がるため、業者が対応するための費用も加算される傾向があります。

4. 高性能塗料の普及

2024年には、耐久性の高いフッ素塗料や無機塗料がますます普及しています。これらの高性能塗料は、初期コストが高いものの、長期間にわたってメンテナンスを減らす効果が期待されるため、需要が増加しています。

  • 具体的な影響: 高性能塗料を使用することで、外壁塗装の初期費用は上がりますが、15~25年という長期間にわたる耐久性を持つため、将来的なコストを抑えることができます。そのため、長期的な視点からの投資として捉えられています。

5. 全国的な価格の傾向

2024年の全国的な外壁・屋根塗装の価格は、地域や施工内容によって異なりますが、全体的に価格は上昇傾向にあります。

  • 外壁塗装の価格相場: 1㎡あたり4,500~7,000円程度
  • 屋根塗装の価格相場: 1㎡あたり5,500~8,000円程度
  • 30坪の一般的な戸建て住宅の外壁塗装では、約120万円~200万円程度が相場です。
  • 同じく30坪の屋根塗装では、約70万円~150万円程度が見込まれます。

6. 補助金・助成金の活用

2024年には、環境に配慮した塗料を使用するリフォームに対して、自治体や国からの補助金や助成金が充実しています。特に、省エネ性能や耐久性の高い塗装工事を行う場合、これらの制度を利用することで、実質的な費用を抑えることが可能です。

まとめ

2024年の全国的な塗装価格の変化は、原材料費の上昇、労働力不足、環境規制の強化、高性能塗料の普及によるものです。これに伴い、塗装工事の価格は全体的に上昇傾向にありますが、長期的な耐久性や環境性能を考慮すると、コストパフォーマンスの高い投資となります。補助金や助成金を活用することで、費用負担を軽減することも可能です

茨城県における塗装料金は、過去数十年で大きく変動してきました。技術の進歩と共に、塗料の品質や耐久性が向上し、価格もそれに応じて変わってきました。長期的な視点で見れば、現在の塗料は高価ではありますが、その分耐久性が高く、メンテナンスの頻度を減らすことができます。適切な塗料選びと信頼できる業者の選定が、満足のいく仕上がりと長期的なコスト削減につながります。

 

外壁塗装・屋根塗装はいばらき塗装テックへ♪

創業96年のKPCグループ(郡山塗装グループ)の㈱いばらき塗装テック|プロタイムズ水戸中央店|日立店(大みかショールーム)は、茨城県内全域で地域密着の外壁工事、塗装工事、各所補修、屋上防水、内装リフォームなどお家リフォームにかかわることは全て対応しております。もしご相談やお困りごとなどございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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株式会社いばらき塗装テック 店長代理

今泉勝彦

一級建築塗装技能士|一級鋼橋塗装技能士

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