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外壁塗装の費用は、内容によっては100万円以上になることもあります。そのため、「火災保険を使って修理できないだろうか」とお考えになるのは、とても自然なことです。 

しかし、火災保険が適用されるのは「自然災害で外壁が損傷した場合」かつ「自然災害により原状回復が必要な範囲」に限られます。 

この記事では、火災保険が適用されるケースや申請の流れ、注意点について、外壁塗装のプロの視点で解説します。ぜひ最後までお読みいただき、ご自宅の修繕にお役立てください。 

〈この記事でわかること〉 

・火災保険が外壁塗装に適用される条件と判断基準 

・火災保険の申請から補修工事完了までの流れと注意点 

・外壁塗装の自己負担額を抑えるためのコツと資金計画 

目次 

1.外壁の劣化を放置するとどうなる?危険なリスクを解説 

2.火災保険で外壁塗装はできる?適用条件と判断基準 

3.火災保険の申請から補修施工までの流れと注意点 

4.信頼できる外壁塗装業者の選び方とチェックポイント 

5.外壁塗装の自己負担額を抑えるためのコツ 

6.火災保険を利用した外壁塗装に関するよくある質問 

7.まとめ 

1.外壁の劣化を放置するとどうなる?危険なリスクを解説 

外壁の劣化は、見た目が悪くなるだけでなく、建物のさまざまなリスクを引き起こしかねません。 

劣化サインと進行段階 

外壁の劣化は、徐々に進行し、以下のような段階で症状が現れます。 

  1. 軽微なひび割れ 
  1. 表面塗膜の劣化 (色褪せ・吸水)
  1. 塗膜の剥がれ 
  1. 下地の露出 

これらの劣化は、単に見た目が変化するだけではありません。 
進行すると建物の躯体部分に深刻な影響を及ぼすため、早急な補修が必要になります。 

外壁の劣化が引き起こす見た目以外のリスク 

外壁に劣化のサインが出ているにもかかわらず放置してしまうと、以下のようなリスクが高まります。 

雨漏り 

ひび割れや塗膜の剥がれから、雨水が建物内部に浸入してしまう状態です。水が溜まると天井、床、内壁などに染みが発生し、最悪の場合は浸水に至る可能性もあります。 

構造腐食 

雨水が建物内部に浸入し、木材やコンクリート下地をはじめとした構造材が腐食・劣化することです。これにより、建物の耐震性や耐久性に悪影響を及ぼします。 

断熱性低下 

外壁の保護機能や断熱材の吸水によって性能が低下し、室内の快適性が損なわれる状態です。冷暖房効率が下がるため、光熱費の増加にも繋がります。 また、断熱材が吸水し湿気ることで

水戸市の気候特性 

水戸市は、梅雨から台風シーズンにかけて大雨や強風に見舞われることが多く、夏は高温多湿、冬は凍害など寒暖差が激しい地域です。 

大雨や強風、潮風の影響により、外壁に塩害やカビ・ひび割れが起こりやすく、寒暖差が激しいことにより、外壁材が膨張と収縮を繰り返すため、外壁材の劣化が進行しやすい傾向があります。 

そのため、建物の状態を定期的に確認しておく必要があります。 

劣化予防・早期補修のメリット 

外壁の劣化を早期に発見し、適切な処置を行うことで、以下のようなメリットがあります。 

・補修範囲を最小限に抑えられる 

・費用が抑えられる 

・雨漏りや断熱性低下といった二次被害を防げる 

一般的には10~15年に一度のメンテナンスが目安とされていますが、できるだけ施工頻度を減らすために、耐久性の高い塗料を選ぶなどの工夫も有効です。 

2.火災保険で外壁塗装はできる?適用条件と判断基準

 

火災保険では、外壁塗装の費用を部分的にまかなえる可能性はありますが、保険の種類や契約内容、適用条件を詳しく確認する必要があります。 
どのようなケースであれば、火災保険の保険金を外壁塗装に充てられるのかを見ていきましょう。 

火災保険の補償範囲と契約上の確認点 

一般的に、火災保険には以下のような特約が付帯していることがあります。 

  • 風災:台風、強風、竜巻による被害 
  • ひょう災(雹害):雹(ひょう)が降ることで生じた被害 
  • 雪災:豪雪や落雪によって生じた被害 
  • 落雷:落雷によって生じた被害 

これらは、突発的に発生する自然災害による損害です。 
ただし、これらの災害が補償されるためには、ご契約されている火災保険に「風災補償」や「雹災補償」などの特約が付いている必要があります。 
これらの補償が付帯していなければ、実際に被害があっても保険金は支払われません。 
また、いつ、どのような被害があったのかを証明できるよう、日付入りの写真など客観的な証拠を準備することが重要です。 

「自然災害」と「経年劣化」の違い 

火災保険は、あくまでも自然災害による損害を補償するものです。そのため、紫外線や風雨によって徐々に進行する「経年劣化」による損害は、基本的に補償の対象外となります。 

また、被災部の原状回復に必要な範囲が対象であるため、全体の美観や機能性の向上のための修繕については自己負担となります。 

保険の観点から見ると、経年劣化は突発的な事故や災害ではないため、保険金請求の対象とはなりにくいのです。つまり、保険金の請求事案が「避けられない災害や事故」によるものであることを明確に示す必要があります。 

外壁塗装が火災保険の補償対象になりやすいケース 

次のようなケースでは、火災保険を使って外壁塗装ができる可能性が高いでしょう。 

●台風や突風によって外壁材に剥がれ、浮きが生じたケース 

●強風による飛来物が外壁に衝突した際に、外壁にひび割れが生じたケース 

●雪の重みや落雪で外壁にひび割れが生じたケース 

足場が必要となるような比較的規模の大きな被害でも、保険適用が期待できます。 

保険会社には厳格な判断基準がある 

どのような損害でも火災保険が適用されるわけではありません。 
保険会社は、その損害が「自然災害で被った被害なのか」、そして「免責金額(自己負担額)以内の損害ではないか」といった点を厳しく審査します。 
水戸市や茨城県内で外壁塗装に起こりやすいのは、潮風による塩害です。外壁材やビスなどの金属部分が腐食しやすい地域と言われています。 
しかし、塩害は火災保険の補償対象となる自然災害には該当しません。この場合、火災保険は利用できず、通常の住宅リフォームとして扱われます。 

3.火災保険の申請から補修施工までの流れと注意点 

火災保険は、申請から補修工事が着工するまで、一般的に以下のような流れで進みます。 

  1. 被害状況の確認 
  1. 保険会社への連絡 
  1. 塗装会社へ見積もり依頼 
  1. 保険会社または鑑定人による現地調査 
  1. 保険会社からの連絡(保険金支払い可否の決定) 
  1. 工事内容の確定と契約 
  1. 施工開始 
  1. 保険金の受領 

まず、火災保険の契約者ご本人が被害状況を確認した上で、保険会社へ連絡を入れます。このとき、ご契約されている火災保険の保険証券や、補償内容が分かる資料、そして被害状況が確認できる写真がお手元にあると手続きがスムーズです。 

次に、塗装会社に外壁塗装の見積もりを依頼し、同時並行で保険会社、または派遣される鑑定人による現地調査を受けます。火災保険が適用されると決まれば、お客様と塗装会社の間で工事内容を確定し、契約となります。その後、工事が開始されます。 

ただし、保険金が入金されるのは、原則として工事の完了報告後です。つまり、工事が終わらなければ保険金は支払われませんのでご注意ください。 

免責金額・申請期限・保険会社対応の違い 

火災保険を請求する際は、「免責金額」「申請期限」、そして「保険会社の対応」についてもしっかりと把握しておきましょう。 

●免責金額 

免責金額とは、保険金支払いの際に契約者が自己負担する金額のことです。例えば、免責金額が5万円で被害総額が6万円の場合、受け取れる保険金は1万円となります。もし被害総額が4万円だった場合は、保険金は支払われません。 

●申請期限 

申請期限とは、保険金の請求ができる期間のことです。詳細は保険会社やご契約内容によって異なりますが、被害が発生した日から「3年以内」とされるケースが多いようです。申請期間を過ぎてしまうと、申請自体ができなくなる可能性がありますので注意しましょう。 

●保険会社の対応 

被害が発生した際の対応も、保険会社によって異なるのが現状です。また保険金の支払いタイミングは、保険会社・契約によって異なります。一般的には「写真+見積もりで認定→修理→支払い」の流れとなります。知識がないと手配が難しく感じる部分も多いため、親身に相談に乗ってくれ、迅速に対応してくれる保険会社を選ぶと安心です。 

4. 信頼できる外壁塗装業者の選び方とチェックポイント

外壁塗装を依頼する塗装会社を選ぶ際には、いくつか重要な判断基準があります。 

以下は、業者選びで迷った際に参考にしていただきたいチェックポイントです。 

調査・劣化診断能力: ドローン診断など、最新技術を使った詳細な診断ができるか 

資格保有者の在籍: 建築士や塗装技能士など、専門資格を持つ職人がいるか 

火災保険の申請実績: 火災保険を使った工事の実績が豊富か 

詳細で透明性の高い見積もり: 内容が明確で分かりやすい見積もりを提示してくれるか 

保証やアフターメンテナンス体制: 工事後の保証や定期的な点検があるか 

地元での施工実績と緊急時の対応力: 地元での評判や、トラブル時の迅速な対応が可能か 

口コミ・施工事例の信憑性: 実際の顧客の声や豊富な施工事例が信頼できるか 

施工内容はもちろん重要ですが、保証内容やアフターサービスの充実度も必ず確認しましょう。 
特に、実際に利用したお客様の声は、施工会社の信頼性や対応力を推し量る上で貴重な情報源となります。 
信頼できる業者を探すためには、費用以外の様々な側面も加味しておく必要があります。 

悪徳業者を見分けるポイント 

残念ながら、業界内には一部で悪質な業者が存在し、一般消費者を狙っています。 
例えば、以下のような対応をしてくる塗装会社には注意が必要です。 

●「今契約すれば半額です!」など、即決を迫る強引なセールストーク 

●現地調査なしで劣化診断を行う、または不十分な診断 

●「火災保険を使って無料で外壁塗装ができる」と安易に勧誘してくる 

●保証内容が不明確である 

●会社の所在地や代表者情報がきちんと明示されていない 

悪徳業者には、上記のような懸念点が見受けられることが多いです。 
複数の会社を比較検討し、透明性の高い説明と確かな実績を持つ業者を選ぶことが、悪徳業者から身を守るための重要なポイントです。 

5.外壁塗装の自己負担額を最小限に抑えるためのコツ 

外壁塗装は「できるだけ安く済ませたい」と誰もが考えるものです。 
ここでは、自己負担額を軽くするための具体的な方法と資金計画のポイントをご紹介します。 

補助金・自治体制度・助成金を活用する 

水戸市には「水戸市安心住宅リフォーム支援補助金」と呼ばれる補助金制度があります。 
この制度は利用者が抽選で決まるため、活用をお考えの方は、申請タイミングを把握し、早めに塗装会社に連絡することをおすすめします。 

分割払い・ローンを活用する 

分割払いやローンを利用しても、支払総額が減るわけではありません。 
しかし、一時的な大きな出費を抑え、月々の負担をコントロールできるため、必要に応じて検討してみましょう。 

見積もりは相見積もりを取って比較検討する 

外壁塗装は、同じ範囲・同じ工事内容でも、塗装会社によって料金が異なります。 
使用する塗料のグレード、足場の組み方、養生の範囲などによっても費用が変わるためです。 
複数の会社から相見積もりを取ることで、突出して高い項目に気づけるようになったり、費用の相場観が身についたりするでしょう。 

長期視点でのコスト比較も忘れずに 

外壁塗装は、数十万円から場合によっては100万円を超える費用がかかることもあります。 
目先の費用を安くすることばかり考えるのではなく、数十年先を見据えた長期的な視点を持つことが大切です。 
例えば、初期費用が高くても耐久年数の長い塗料を選ぶことで、次の塗り替えまでの期間を延ばし、結果的にトータルコストを抑えるという考え方もあります。 

6.火災保険を利用した外壁塗装に関するよくある質問 

外壁塗装に火災保険の活用を検討されている方からよくいただく質問をまとめました。 
これから火災保険を使って外壁塗装を行う予定のある方は、ぜひ参考にしてください。 

火災保険は保険金を請求すると保険料が上がる? 

一般的に、火災保険は保険金を請求しても保険料は上がることはありません。 

保険料が上がる理由には以下のようなものがあります。 

  • 事故を起こした場合 
  • 補償内容を見直した場合 

台風や大雨などによる損害は、火災保険の補償対象です。 

保険金請求の正当な理由になるため、保険料が上がる心配はありません。 

火災保険は経年劣化したひび割れでも保険適用になる? 

火災保険は、あくまでも自然災害が原因の損害に対して支払われます。 

紫外線や外気によって起こる経年劣化は、基本的に火災保険の補償の対象外となります。 

火災保険は申請可能な期間は?(遡及申請や期限) 

火災保険の申請(請求)は、基本的に損害が発生した日から3年以内です。 

つまり、3年前に発生した損害であっても、写真などで当時の状況を伝えられる証拠があれば、保険金を請求できる可能性があります。 

火災保険は複数回請求できるのか? 

火災保険は、何回でも保険金を請求できます。 

火災保険が補償する事象について、同一の損害が発生すればその都度保険金が支払われる仕組みです。ただし、以前の修繕を怠っていたり、同じ原因による再発であったりする場合は、2回目以降の申請が認められないこともあります。 

つまり、再申請の際も1回目の申請内容との因果関係を調べられるため、スムーズな手続きのためには、損害の発生原因が異なる点を明確に示せるよう準備しておきましょう。 

無料のはずの劣化診断で有料といわれたら? 

家の劣化診断について「無料」と案内されていたはずが、現地で追加費用を請求された場合は注意が必要です。通常、多くの外壁塗装会社は劣化診断を無料で行っています。 

診断やお見積もりは無料で行われ、お客様に工事を進めるような無理な契約勧誘もないケースが多数です。 

「この塗装会社、本当に大丈夫だろうか?」と不安を感じた際は、契約を即決せず、必ず複数社の塗装会社から相見積もりを取って比較するようにしましょう。 

劣化診断は現場立ち合いなしでも可能? 

外壁塗装における劣化診断は、基本的には現場への立ち会いが必要です。 

しかし、お客様の状況によっては、事前に承諾をいただき診断を行うことも可能です。 

プロタイムズ水戸中央店では、ドローンで空撮した映像を使い、お客様に診断結果を分かりやすくお伝えしております。お客様ご自身では確認しにくい細部の劣化も見逃さず、徹底的に診断いたします。 

7.まとめ 

外壁塗装に火災保険を使用できるかは、「自然災害により外壁に不具合が出た」場合で、「火災保険に自然災害に関する特約」が付いているかどうかで決まります。 

火災保険の申請をご希望のお客様については、手続きも無償でサポートしておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。 

「火災保険が使えるか確認したい」「実際に補修が必要か判断してほしい」といったご希望がございましたら、プロタイムズ水戸中央店の無料建物診断をぜひご利用ください。 

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