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水戸市、茨城郡、日立市、東海村、ひたちなか市、那珂市、笠間市にお住まいの皆様、こんにちは。

2024年秋に水戸市東野町・日立市大みか町にOPENを予定しております、創業96年のKPCグループの㈱いばらき塗装テックの丹野です。

今回はモニエル瓦について書いていきたいと思います。

モニエル瓦とは?特徴やメンテナンス方法を解説

モニエル瓦は、1970年代から2000年代にかけて日本で広く普及した屋根材の一つです。セメントを主原料とした「コンクリート瓦」の一種で、洋風のデザインが特徴的です。しかし、現在では生産が終了しており、修理や塗装には特別な注意が必要です。本記事では、モニエル瓦の特徴やメリット・デメリット、メンテナンスのポイントについて解説します。


1. モニエル瓦とは?

モニエル瓦は、フランスの「モニエル社」が開発したコンクリート製の瓦で、日本では主に「クボタ・モニエル(現・ケイミュー)」によって製造されていました。表面には「スラリー層」と呼ばれる着色セメント層が施されており、独特の風合いを持っています。

主な特徴

  • 洋風デザイン:南欧風・スペイン風の屋根に適したデザインが多い。
  • 高い耐久性:コンクリート製で重量があるため、風に強い。
  • スラリー層の存在:塗装メンテナンス時に注意が必要。

2. モニエル瓦のメリット・デメリット

メリット

耐久性が高い
セメントを主原料としているため、一般的な粘土瓦と同様に長持ちします。

重量があり、耐風性に優れる
重さがあるため、台風などの強風でも飛散しにくい特徴があります。

デザイン性が高い
洋風の住宅に適したデザインで、エレガントな外観を演出できます。

デメリット

現在は生産終了している
新規入手が難しく、部分補修の際に代替品を探す必要があります。

スラリー層があるため塗装が難しい
スラリー層が塗料を弾くため、適切な下地処理をしないと塗装が剥がれやすくなります。

割れやすい場合がある
コンクリート製のため、経年劣化によってひび割れや欠けが生じることがあります。


3. モニエル瓦のメンテナンス方法

塗装メンテナンスの注意点

モニエル瓦を塗装する際は、スラリー層をしっかりと除去しないと、塗膜の密着性が悪くなり、剥がれやすくなります。

🔹 手順

  1. 高圧洗浄でスラリー層を除去(通常の塗装よりも念入りに洗浄)
  2. 専用のシーラー(プライマー)を塗布(スラリー層の残存による密着不良を防ぐ)
  3. 上塗り塗料を2回塗布(シリコン・フッ素系塗料が推奨)

割れやズレの補修

モニエル瓦は部分的に割れやすいため、補修時は次の方法が有効です。

🔹 補修方法

  • 小さなヒビ:専用の補修剤で埋める
  • 割れが大きい場合:類似のコンクリート瓦で差し替え
  • ひどい劣化が見られる場合:葺き替えも検討

4. モニエル瓦のリフォーム・葺き替え

モニエル瓦の劣化が進んでいる場合、塗装では対応しきれないケースもあります。その場合、以下のリフォーム方法を検討できます。

カバー工法(重ね葺き)

現在の瓦を撤去せず、その上に軽量な屋根材(ガルバリウム鋼板など)をかぶせる方法。
費用を抑えつつ、耐久性を向上できる

葺き替え

モニエル瓦を撤去し、新しい屋根材に交換する方法。
メンテナンスの手間を減らし、建物の寿命を延ばせる


5. まとめ

モニエル瓦は、デザイン性と耐久性を兼ね備えた屋根材ですが、現在は生産終了しており、メンテナンスには注意が必要です。特に塗装の際は、スラリー層の処理を適切に行わないと、塗膜が剥がれるリスクがあります。

長期的なメンテナンスを考えると、塗装だけでなくカバー工法や葺き替えも選択肢として検討するとよいでしょう。モニエル瓦の屋根をお持ちの方は、劣化状況を定期的にチェックし、最適なメンテナンス方法を選んでください。

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丹野椋麻

二級建築施工管理技士(補)|外装劣化診断士

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