スタッフブログ

水戸市、茨城町、日立市、東海村、大洗町、ひたちなか市、那珂市、笠間市にお住まいの皆様、こんにちは。

2024年秋に水戸市東野町・日立市大みか町にOPENを予定しております、創業96年のKPCグループの㈱いばらき塗装テックの金村です。

私たち㈱いばらき塗装テック プロタイムズ水戸中央支店・日立店では、外壁塗装、屋根塗装、付帯部塗装などの塗装のことはもちろんですが、外装リフォーム全般、内装リフォーム全般もしっかりきちんと丁寧に対応できます!お家のことはすべてお任せください。

塗装だけで屋根を守ることはできるの?

屋根は塗装メンテナンスを行うことで、より長持ちいたします。ただし、塗装だけでは対応ができない屋根材も存在します。また屋根材の痛みが激しい場合なども同様で塗装でお家を守ることができない場合もあります。

塗装でメンテナンス中の写真です

塗装ができないスレート屋根とは??

まず、スレート屋根とは何かという点ですが、スレート屋根とは、セメントを薄い板状に成形した屋根材です。取り扱いメーカーによっては「スレート」「カラーベスト」や「コロニアル」などと呼びますが呼び名が違うだけで全て同じものです。

ちなみにスレート屋根は厚さが5㎜弱と非常に薄く軽量です。そしてコストもリーズナブルで施工も容易なために非常に多くの住宅の屋根に使用されています(ちなみに私の自宅もスレート屋根です)。

スレート屋根は、主成分がセメントとなります。セメントが主成分である以上、セメントの素材自体が水を吸ってしまうとその経年によりい劣化が進行してしまう為、防水として表面を塗装する必要があります。これが屋根塗装の必要な理由です。

そしてここからがポイントです。今までのスレート屋根の内容成分は、セメント85%、残りの15%にアスベストが使用されていました。その中で法律改正があり、2004年にアスベストの含有率が1%未満に、2006年には0.1%未満に規制されました。そして現在ではアスベストの入っていない、木材の繊維質などの増量剤を混ぜたスレート瓦が流通しています。この“アスベストの入っていないスレート瓦”を一般的にノンアスベストスレート(通称でノンアス)と呼んでおります。

ノンアスベストの屋根で発生する症状

(1)ひび割れ

ひび割れの様子です

ひび割れの様子です

ノンアスベストの発生事例としては、ひび割れ症状は非常に起きやすい劣化となります。表面の塗装が紫外線により劣化し、スレート瓦が雨や雪で湿ってしまうようになると、浸透した水分が夏場に急激に乾燥したり、また冬場に内部で水分が凍結し膨張したりすることで、ひび割れが生じてしまいます。

(2)欠損、滑落

欠損・滑落の写真です

ひび割れが進行すると写真のように瓦が欠損してしまうケースもあります。欠損してしまうと諸に雨水を受けるため、早急なメンテナンスが必要となります。また瓦が欠損を起こした場合は割れたスレート瓦が強風で飛散したり、落下して怪我につながったりしてしまいますので非常に注意が必要です。

(3)層間剝離

層間剝離の写真です

層間剝離の写真です

欠損した断面を見ると、本来スレート瓦1枚の厚みにセメントが固まっているはずですが、何層にも分かれてしまっている状態で、層間剝離と一般的に呼んでおります。私たちは、パイ生地のミルフィーユで例えてご説明しておりますが、本来一体であるものが薄く何層にも分かれてしまっているとイメージ頂くとわかりやすいかもしれません。

屋根を塗装しないリフォーム方法は何があるの?

①屋根カバー工法によるメンテナンス

カバー工法後の写真です

既存の屋根の上に新しい屋根材を葺きなおす方法を屋根カバー工法と呼びます。まずは洗浄を行い(洗浄ができない場合もあります)、下地として防水シートを敷いた後、金属製など軽量の屋根材を葺いていく工法です。

②屋根葺き替えによるメンテナンス。

葺き替えによるメンテナンス写真です

既存スレート屋根がカバーに適した形をしていない場合や、野地板の腐食が懸念される場合などは、葺き替えのメンテナンスとなります。既存の屋根材を撤去後、必要な場合は下地の野地板も交換して張りなおします。その後に、通常の屋根葺きの工程、防水シート葺き後に屋根材を施工していきます。デメリットとしてはコストが屋根カバー工法よりもかかります(瓦の処分費などの処分費や手間が増えるため)

屋根カバー工法のメリットって??

メリットとしては、今葺いてある屋根材を剥がして処分する必要がないので、その手間と処分費がかかりません。

古い屋根をはがして処分する手間と費用がかからないので、工事費用と工事の期間を抑えられます。一般住宅ではスレート屋根の上に軽い金属屋根(ガルバリウム鋼板もしくはエスジーエル鋼板)をかぶせる工事がよくおこなわれています。

金属屋根も雨水が入り込まない構造

※イラストはGoogle画像より切り抜いたイラストです。

防水シートとは?防水シートの役割

カバー工法中の写真です

防水シートは屋根材の下に敷いてあるため、目にする機会は少ないです。屋根を工事している最中などでないとみる機会はないと思います。

そして人間の体と一緒で見えないところこそ大切な機能があります。防水シートの施工はとても重要です。その点をご認識ください。

屋根は簡単に説明すると3層構造です。一番下から、野地板(下地)、防水シート、屋根材に重ねてあります。2番目の防水シート(ルーフィング)が雨水を防止する役割となります。そしてそのうえの屋根材っが雨水の侵入防止、雨漏りを防ぎます。

・屋根材:一次防水
・防水シート(ルーフィング):二次防水

屋根材と防水シート(ルーフィング)の2つが重なっていることで雨水がお家の中に入らないようになっています。

防水シートの種類

防水シート(ルーフィング)と一言で言っても複数の種類があります。それぞれの特徴やメリットデメリットをお伝えします。

■アスファルトルーフィング

耐用年数は約10年ほど

メリット→初期費用を抑えやすい、止水性が高い

デメリット→耐用年数が短い。透湿性が低く、屋根の内部に結露が発生しやすい

■改質アスファルトルーフィング

耐用年数は約30年ほど(基本の構造はアスファルトルーフィングと同じですが、ベースとなるアスファルトに「ポリマー」などを加えて耐久性を高めてます)

メリット→耐用年数が長い、止水性が高い

デメリット→透湿性が低く、屋根の内部に結露が発生しやすい。アスファルトルーフィングよりも高単価

■基材不織布ルーフィング

耐用年数は約30年ほど。

メリット→耐用年数が長い。柔軟性があり、複雑な形状の屋根にも施工しやすい

デメリット→高単価

■粘着ルーフィング

耐用年数は約20年ほど

メリット→穴を開けずに施工できるので防水性に優れている。施工性が良く傷んだ屋根材にも施工できる

デメリット→高単価。湿気を逃がしにくい

■高分子系ルーフィング

耐用年数は約15年ほど

メリット→初期費用を抑えやすい。軽量。破れにくい

デメリット→耐用年数が短い。耐用年数をすぎると硬化して破れやすい。紫外線に弱い

屋根カバーの種類?

屋根カバー工法の商品もメーカーや種類が多くあります。その中で弊社、栃木県宇都宮市、鹿沼市でよく販売されている商材としては以下の3種類がございます。

■ニチハ株式会社 横暖ルーフαS

遮熱鋼板と断熱材の一体成型で抜群の耐久性能と遮熱性能を発揮する「超高耐久 横暖ルーフ」のスタンダードモデルです。

※上位モデルのプレミアム横暖ルーフαSのシリーズもございます。こちらは超高耐候の「フッ素樹脂遮熱鋼板」を採用した上位モデルとなります。

■アイジー工業株式会社 スーパーガルテクト

遮熱性鋼板と断熱材の相乗効果で優れた断熱性能を発揮。葺き上がりを一層引き立てる卓越した質感を誇る特殊な「ちぢみ塗装」を採用した、意匠性に富んだ屋根材です。

■稲垣商事株式会社 ヒランビー220

コストパフォーマンスに優れた平葺屋根材です。上下・横方向の嵌合部の施工性が良く、工期の短縮が図れます。 本体ジョイント部が目立たず一文字葺の美観を損ねません。 豊富な標準色をラインアップしていますので建物に適したコーディネイトが可能です。

屋根材のカバーして重さは大丈夫なの?

屋根材の重さは以下の通りです。屋根カバー工法で使用する金属屋根はとても軽量ですので、重さによって倒壊するなどの心配はいりません。確かに金属屋根での葺き替えのほうが重さとしては軽くなりますが葺き替え工事にする費用を考えると、屋根カバー工法でも施工上問題は全くございませんので、弊社でも屋根カバー工法の施工が多い現状です。写真はGoogleの画像から拝借しております。

工事は職人と施工管理者がすべて

塗装工事もシーリング工事もすべての工事において、重要なのは職人です。施工をする職人がしっかりしているか、きちんと施工できるか否かです。弊社では塗装職人、シーリング職人、足場職人と専属の職人がおりますが、もちろん屋根施工をする職人も専属でおります。

そして、職人と同じくらい大切なのが「施工管理者」です。要は現場監督者です。ここがポイントになります。

■現地調査をして外装劣化の診断をするのが外装劣化診断士

■現場管理、施工管理をするのが建築施工管理技士

の有資格が必要となります。この資格を保有しているか否か?が重要です。経験だけで自身の独学だけでなく幅広い分野の知見があるか否かが有資格者です。

私たち郡山塗装グループの㈱いばらき塗装テック プロタイムズ水戸中央店・日立店では外装劣化診断士はもちろんですが現場監督の施工管理をするスタッフは建築施工管理技士の資格を保有しておりますので安心です!

創業96年のKPCグループ(郡山塗装グループ)の㈱いばらき塗装テック|プロタイムズ水戸中央店|日立店(大みかショールーム)は、茨城県内全域で地域密着の外壁工事、塗装工事、各所補修、屋上防水、内装リフォームなどお家リフォームにかかわることは全て対応しております。もしご相談やお困りごとなどございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

お客様とのご縁を大切に喜びと安心、そして感動をご提供できるような工事を行ってまいります。塗装のプロフェッショナル集団として誠心誠意対応させていただきます。

福島県、栃木県にてグループ合計11店舗展開の㈱いばらき塗装テック

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ブログ執筆者

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株式会社いばらき塗装テック 店長

金村信人

二級建築施工管理技士|外装劣化診断士

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