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「そろそろ我が家も外壁塗装の時期かな?」と考えたとき、多くの方が最初に悩むのが「何月に工事をするのがベストなのか」「いつ頼めばいいの?」という時期の問題ではないでしょうか。

 特に、前回のメンテナンスでスケジュールや仕上がりに苦い経験を持たれている方や、「高額な費用をかけるからこそ、絶対に失敗したくない」と考えている方ほど、慎重になるのは当然のことです。

 ネットで検索すると「春や秋が最適」という情報があふれていますが、実は地域によって最適なタイミングは異なります。本記事では、水戸市だけではなく日立市やひたちなか市などの近郊エリアのリアルな気候データと、プロが必ずチェックするお家のサインをもとに、「失敗しないための時期選びの新基準」を地域密着の塗装専門店の視点から誠実に解説します。

1. 【結論】水戸市で外壁塗装をするならいつ?プロが答える気象条件

 「結局、水戸市では何月に工事をするのが一番いいの?」という疑問に、まずは建築のプロとしての結論からお答えします。

外壁塗装ができる気象条件の基本(JASS18基準)

 外壁塗装には、建築工事標準仕様書「JASS18」で定められた施工条件があります。具体的には、

 これを下回ったり超えたりすると、塗膜がうまく乾かず「白化(ブラッシング)」や「膨れ」「ピンホール」といった不具合の原因になります。また、結露などが発生する時も乾燥不足の恐れがあるため工事できません。

 そして、気温や湿度はあくまで施工日当日の話であり、季節そのものが良し悪しを決めるわけではないという点は意外と知られていません。

データで見る水戸・日立・ひたちなかエリアの気候特性

 では、私たちの住む地域の気候はどうでしょうか。下記の図は気象庁が発表している過去の気象データをグラフにしたものです。これを見ると、水戸近郊のエリアは年間を通じて以下の特徴があることが分かります。

※ひたちなか市はデータなし、日立市はデータ量が少なかったため今回は割愛させていただきます。

  • 春(3月~5月):気温・湿度共に施工条件をクリアしています。ただし、4月頃までは「寒の戻り」に注意が必要です。
  • 夏(6月〜8月): 気温が高いため塗料の乾燥は非常にスムーズですが、湿度が高くなる梅雨時期は作業の可否の判断を慎重に行う必要があります。
  • 秋(9月~11月):意外にもこの時期に降水量が一番多くなります。これには台風や秋雨前線が関係します。
  • 冬(12月〜2月): 平均気温は下がりますが、日最高気温が5℃を下回る日はほとんどなく、相対湿度の平均も85%を超えません。 つまり、冬でも日中の時間を選べば十分に塗装が可能です。

【参考】気象庁|過去の気象データ

 さらに、このエリア独特の気候として「年間を通した強風」、そして「夏の夕立」が挙げられます。

 強風の日は足場のメッシュシートの管理を徹底しなければなりませんし、夏の夕立は「お昼までは晴れていたのに、夕方に急に激しい雨が降る」というリスクを伴います。そのため、単にカレンダーの月だけで判断するのではなく、こうした地域の気候のクセを熟知し、その日の天候変化に合わせて柔軟に施工を管理できる体制があるかどうかが、品質を大きく左右します。

 近年ではスマホアプリで天気予報を見ることができるため、作業の合間に雨雲レーダーを確認する職人もいます。工事の管理者と職人が連携することで、1年中どの季節でもしっかりとした品質の塗装を行うことができます。

各季節の詳しいメリット・注意点はこちら

 夏の夕立や梅雨時のスケジュール管理が気になる方は【夏の外壁塗装編】を、冬のシビアな時間管理について知りたい方は【冬の外壁塗装編】を合わせてご覧ください。

2. 人気の「春・秋」を狙うならおさえておきたい!スケジュール選びの盲点

 一般的に「外壁塗装のベストシーズン」と言われる春(3〜5月)と秋(9〜11月)ですが、「人気だから」という理由だけで選ぶと、思わぬ落とし穴に直面することがあります。「失敗したくない」とお考えの方こそ、以下の2つの盲点をおさえておきましょう。

人気シーズンは早めの相談が安心。ではどれくらい前から相談する?

 春と秋は気候が安定しているため、非常に多くの施主様からのご相談が集中します。 一般的な外壁塗装では、最初のお問い合わせから現地調査、お見積もりのご提示、ご契約、そして実際の着工までに、どれだけスムーズに進んでも最低1〜2ヶ月の準備期間が必要です。

 そのため、「4月に工事をしたい」と考えて3~4月にお問い合わせをしても、すでにそのシーズンの職人の空き枠は埋まってしまっているケースがほとんどです。人気シーズンでの施工を希望される場合は、希望月の2〜3ヶ月前(春を狙うなら年末年始の前後、秋を狙うなら梅雨頃)から動き出すのが理想的です。

繁忙期だからこそ注意したい、天候による「連鎖遅延」

 「4月からの工事で契約したのに、予定通りに始まらない……」 繁忙期によくあるのが、天候によるスケジュールの連鎖遅延です。

 外壁塗装は屋外作業のため、雨が降れば品質を守るために原則として作業を全面的にストップします。 春であれば「春雨前線」、秋であれば「台風や秋雨」によって、1つの現場の工期が数日から1週間ほど後ろにずれ込むことは珍しくありません。

 春や秋の繁忙期は、多くの塗装会社で職人のスケジュールが隙間なく詰まっています。そのため、前の現場が雨などで遅れると、後ろに控えている現場の着工も連鎖的に遅れてしまうリスクが高くなるのです。

 塗装会社の多くは、天候不順を見越して予備日を設けて余裕を持った日程の提示をしています。ただ、それでも工期がずれ込むこともあるため、高いお金を払って確実な工事を行いたい場合は、「遅延が発生しそうな場合の報告の体制が整っているか」を必ず確認してください。

繁忙期の具体的なスケージュールについてはこちら

春の予約タイミングや注意点は【春の外壁塗装編】、秋の台風リスクを安全に乗り切るポイントは【秋の外壁塗装編】で詳しく解説しています。

3. 季節よりも優先すべき!お家の寿命に関わる「劣化サイン」

  ここまで「いつがいいか」を解説してきましたが、実はもっと大切な視点があります。 塗装において、気候や季節よりも優先すべきなのは「お家のSOSサイン(劣化状況)」です。

 「春は過ぎちゃったし、秋になるまで待とう」と工事を先延ばしにしていると、大切な住まいの構造そのものに深刻なダメージを与えてしまうことがあります。

 以下の症状が出ている場合は、「いつがいいか」を待たずに、早めの点検・メンテナンスを検討してください。

① ひび割れ・欠け(クラック)

 外壁に目視できるひび割れがある場合、そこから雨水がじわじわと建物内部に侵入します。 内部の木材の腐食や、雨漏りの直接的な原因になります。

② シーリングの破断・隙間

 外壁材の隙間を埋めているゴム状のシーリングがひび割れたり、剥がれて隙間ができたりしている状態です。 防水の要(かなめ)であるため、切れたまま放置するのは大変危険です。

 上の写真では、シーリングが剥がれ内側の防水シートが見えてしまっています。

③ サビの発生

 金属製の外壁や屋根にサビが出ている場合、放置すると金属に穴が空き、建材そのものを丸ごと交換しなければならなくなります。

④ 反り・浮き

 サイディングなどの外壁材が水分を吸って変形し、浮き上がってしまっている状態です。 ①や②の劣化症状を放置しておくと、このようになってしまう可能性があります。

 ここまで来ると、塗装だけでは直せず、建材を貼り替えるなどの大がかりな改修工事が必要になります。

放置すると本来必要のなかった高額な「補修費」がかかるリスク

 外壁塗装の本来の目的は、家を綺麗にすることだけではなく、「お家の寿命を伸ばすこと」です。

 上記の、特に①~③の劣化サインを「時期が悪いから」と放置してしまうと、塗装だけで済んだはずの工事が、下地の補修や防水シートの交換、最悪の場合は大工工事が必要になり、本来必要のなかった数十万円もの追加の補修費用が発生するリスクがあります。

 ④の劣化サインも、この段階で工事をしていれば部分的な貼り替えで済むかもしれません。しかし放置した結果、雨水によって建物内部の躯体に影響が出たり、室内に雨漏りとして症状が現れてしまう可能性があります。

 お家の寿命を守り、無駄な出費を抑えるためにも、まずは現在の劣化状況を正しく見極めることが最優先です。

4. 【国際情勢による影響】2026年現在の外壁塗装スケジュールに関するご注意

 外壁塗装の時期を考える上で、現在もう1つ無視できないのが「世界情勢や経済環境」の影響です。

 2026年6月現在、中東情勢の緊迫化や原油価格の変動、さらには為替(円安)の影響により、塗料や足場資材などの建築原材料の価格高騰、および一部資材の流通に遅れが生じるケースが国内全体で確認されています。

 塗装業界全体として、値上げが実施されたり工事がストップしてしまう状況が発生しています。

 「秋まで待っていたら、塗料の価格がさらに上がってしまった」「希望の塗料の納期が遅れ、工期が後ろにズレ込んでしまった」という事態を避けるためにも、時期の選択肢には一定の柔軟性を持っておくことをおすすめします。

 弊社でも、最新の資材流通状況を常に把握し、お客様に不利益が出ないよう最善の調達・スケジュール管理体制を整えております。

中東情勢と外壁塗装に関するブログはこちら

中東情勢による外壁塗装への影響について詳しく知りたい方は、こちらからご覧いただけます↓

https://mitochuo.com/blog1/information/13034/

5. まとめ:時期選びで後悔しないために大切な3つのアドバイス

今回は、水戸市近郊における外壁塗装の時期選びについて、天候・気候・劣化の視点から解説しました。 後悔しないメンテナンスを行うためのポイントは以下の3つです。

  1. 「何月か」よりも、その日の温度・湿度・天候変化をシビアに管理できる施工体制(会社)を選ぶこと
  2. 人気シーズン(春・秋)を狙うなら、天候遅延を見越して3〜4ヶ月前から余裕を持って相談すること
  3. お家に「ひび割れ」などの劣化サインが出ている場合は、季節を待たずに早めの点検を行うこと

弊社には、お住まいの状態を正確に見極める「外装劣化診断士」や、現場の施工管理に精通した「1級塗装技能士」が在籍しています。地域の気候特性(年間を通した強風や夏の夕立)を考慮しながら、一棟一棟データに基づいた最適な施工管理を行っております。「うちの壁は今すぐ塗るべき?」「この季節の工事はどうなの?」など、少しでも不安なことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

💡 水戸市の補助金を活用してお得に工事したい方へ

「安心住宅リフォーム支援補助金」の抽選スケジュールから逆算して工事時期を決めたい方は、別記事の【2026年最新】水戸市の外壁塗装補助金はいつから?抽選制の注意点と落選・時期外れでも損をしない活用術を合わせてご覧ください。

水戸中央ショールーム

国道6号線方面からお越しの方

【県自動車学校前】交差点を平須町方面へお進みいただきますと、店舗が左側に見えてまいります。

県道50号(旧国道6号)線方面からお越しの方

【平須十文字】交差点を茨城県自動車学校水戸校様・国道6号方面へお進みいただきますと、店舗が右側に見えてまいります。

日立大みかショールーム

道6号線方面からお越しの方

【大みか6丁目】交差点を日立港方面へお進みいただき、常磐線を越えますと店舗が正面に見えてまいります。

国道245線方面からお越しの方

【日立港入口】交差点(セブンイレブン日立港前店様が目印)を、大甕駅・国道6号方面にお進みいただきますと店舗が左側に見えてまいります。

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ブログ執筆者

高橋梨佳子の写真

株式会社いばらき塗装テック 営業アシスタント

高橋梨佳子

二級建築施工管理技士|二級土木施工管理技士|外装劣化診断士|カラーコーディネーター

積算やドローン診断、ブログ執筆等を担当しています。
初来店のお客様の「費用や日数は?」「どんな工事が必要?」という疑問に、専門用語を使わず資料で分かりやすく説明することを心がけています。
カラーシミュレーションでは塗装できない部分とのバランスも考慮し、好みに合わせて複数パターンをご提案。
「まずは話を聞きたい」という方も、塗装の不安を解消できるよう日々勉強中ですので安心してご相談ください。

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