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【水戸市・日立市・ひたちなか市】再塗装が困難な塗膜の種類と特徴
2025.02.02
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外壁塗装
水戸市、茨城郡、日立市、東海村、ひたちなか市、那珂市、笠間市にお住まいの皆様、こんにちは。
2024年秋に水戸市東野町・日立市大みか町にOPENした、創業96年のKPCグループ【㈱いばらき塗装テック】の齋藤です。
塗膜には、特定の特性や劣化状態が原因で、従来の方法では適切な仕上がりが得られない場合があります。今回は、これらの塗膜の種類とその特徴、再塗装が困難な理由、そして対策について詳しく解説していきます。
再塗装が困難な塗膜の種類と特徴
1. チョーキング(粉化)
特徴
- 状態: 塗膜が劣化し、表面が粉状に崩れる現象。
- 原因: 紫外線や風雨による塗料の劣化。
- 発見方法: 外壁を手で触ると白い粉が付着する。
再塗装の困難さ
- 粉状になった塗膜の上に新しい塗料がうまく密着しないため、再塗装後に剥がれやすい。
対策
- 高圧洗浄: 粉化した塗膜を高圧洗浄で徹底的に除去。
- プライマー使用: 新しい塗膜がしっかりと密着するよう、適切なプライマーを使用する。
2. ひび割れ(クラック)
特徴
- 状態: 塗膜に細かいひび割れが発生する。
- 原因: 建物の動きや気温変化、塗料の乾燥収縮など。
再塗装の困難さ
- ひび割れた部分は塗料が密着しにくく、再塗装後に再度ひび割れが発生しやすい。
対策
- クラック補修: ひび割れ部分を適切なフィラーやシーラントで補修。
- 弾性塗料使用: ひび割れに追従する弾性塗料を使用し、再度のひび割れを防ぐ。
3. 膨れ(ブリスター)
特徴
- 状態: 塗膜が膨れて浮き上がる現象。
- 原因: 下地の湿気や水分、塗料の劣化、不適切な下地処理。
再塗装の困難さ
- 膨れた部分を放置すると、再塗装後も同じ現象が発生しやすい。
対策
- 膨れ除去: 膨れた部分を完全に削り取り、下地の水分を十分に乾燥させる。
- 下地処理の徹底: 適切な下地処理を行い、再塗装前に問題を解消する。
4. 塗膜の剥がれ
特徴
- 状態: 塗膜が部分的または全体的に剥がれる現象。
- 原因: 下地との密着不良、塗料の劣化、不適切な施工。
再塗装の困難さ
- 剥がれた部分を放置すると、新しい塗料も同様に剥がれやすくなる。
対策
- 剥がれ部分の除去: 剥がれた塗膜を完全に除去し、下地を整える。
- 適切なプライマー使用: 下地との密着性を高めるプライマーを使用。
5. カビや苔の発生
特徴
- 状態: 塗膜の表面にカビや苔が発生する。
- 原因: 湿気の多い環境、塗膜の劣化。
再塗装の困難さ
- カビや苔が残っていると、新しい塗膜の密着が悪くなり、再塗装後も再発しやすい。
対策
- カビ取り洗浄: カビや苔を除去するために専用の洗浄剤で徹底的に洗浄。
- 防カビ剤使用: 再発防止のため、防カビ効果のある塗料や添加剤を使用。
まとめ
いかがでしょうか。今回は、塗装が困難な塗膜の種類と特徴について解説しました。再塗装が困難な塗膜には、チョーキング、ひび割れ、膨れ、塗膜の剥がれ、カビや苔の発生などがあります。これらの現象に対して適切な下地処理や補修を行うことで、再塗装後の塗膜の持続性や美観を保つことができます。塗装や屋根・外壁などの建材について、または劣化症状についてもブログに掲載しておりますので、お時間ある際にぜひご覧ください。また、ご不明点や相談事などがございましたら「いばらき塗装テック」に連絡ください!
注意
1回目の塗り替えが重要になってきます、下地処理や補修の手抜きをされてしまうと表面上はキレイなため2回目の塗り替えの時に気づかずに塗装してしまい不具合が起きるケースがありますのでご注意ください
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ブログ執筆者
株式会社いばらき塗装テック 営業/施工管理
齋藤優衣
カラーコーディネーター