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【水戸市・日立市・ひたちなか市】スレート屋根についての特徴・塗装ができない場合の対策ついて
2025.01.27
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塗料選び
水戸市、茨城郡、日立市、東海村、ひたちなか市、那珂市、笠間市にお住まいの皆様、こんにちは。
2024年秋に水戸市東野町・日立市大みか町にOPENした、創業96年のKPCグループ【㈱いばらき塗装テック】の齋藤です。
スレート屋根は多くの住宅で使用されていますが、その中には塗装ができない種類も存在します。そこで今回は、スレート屋根についての特徴と、塗装ができない場合の対策について詳しく解説します。
塗装することが難しいスレート屋根の種類と特徴
1. 石綿スレート(ノンアスベスト)
特徴
- 成分: アスベスト(石綿)を含まないスレート材。
- 時期: 2000年代現在も使用されています。
- 耐久性: 高い耐久性を持つ
- 問題点: 風化することで破損するリスクが有り、劣化した際に塗装することが難しい
2. モニエル瓦(モニエルスレート)
特徴
- 成分: セメントと砂を主成分とするスレート材。
- 外観: 表面に特殊な塗装(着色セメントスラリー)を施しているため独特の模様がある。
- 問題点: 表面の塗装が劣化しやすく、再塗装が難しい。塗料がうまく密着しないため、塗装後に剥がれやすい。
3. トルシート
特徴
- 成分: 繊維強化セメント板。
- 時期: 1960年代から1980年代にかけて広く使用されていた。
- 問題点: 劣化が進むと表面が粉状になり、塗料が密着しない。特に古いものはアスベストを含むことがある。
塗装ができないスレート屋根の対策
塗装ができないスレート屋根の場合、以下の対策が有効です。
1. カバー工法(屋根カバー工事)
![](https://mitochuo.com/wp-content/uploads/2025/02/IMG_0958.jpg)
方法
既存のスレート屋根の上に新しい屋根材を重ねて施工する方法です。
メリット
- コスト削減: 既存の屋根材を撤去する必要がないため、撤去費用や廃材処理費用を削減できます。
- 工期が短い: 施工期間が短く済むため、住環境への影響が少ない。
- 断熱効果の向上: 屋根が二重になることで、断熱性能が向上します。
デメリット
- 重量の増加: 屋根材が二重になるため、建物全体の重量が増加します。特に古い建物では耐荷重を確認する必要があります。
- 既存屋根の状態依存: 大きな損傷や劣化がある場合は、カバー工法が適用できないことがあります。
2. 葺き替え工事
方法
既存のスレート屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材を施工する方法です。
メリット
- 完全なリフレッシュ: 屋根材だけでなく下地の状態も確認・修繕できるため、屋根全体が新しくなります。
- 適用範囲が広い: 既存の屋根材の状態に関係なく施工できるため、損傷が激しい屋根にも対応できます。
- 長期的な耐久性: 新しい屋根材と下地がしっかりしているため、長期的に見て高い耐久性を期待できます。
デメリット
- コストが高い: 既存の屋根材の撤去費用や廃材処理費用がかかるため、カバー工事に比べてコストが高くなります。
- 工期が長い: 既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材を施工するため、工期が長くなります。
- 雨漏りのリスク: 施工中に屋根が一時的に露出するため、天候によっては雨漏りのリスクが高まることがあります。
まとめ
いかがでしょうか。今回はスレート瓦の特徴と塗装ができない場合の対策について詳しく解説しました。塗装ができないスレート屋根には、アスベスト含有の石綿スレートやモニエル瓦、トルシートなどが含まれます。これらの屋根材は特定の問題点を抱えているため、適切な対策が必要です。カバー工法や葺き替え工事など、屋根の状態や予算に応じた最適な方法を選択することが重要です。専門家に相談し、適切な対応を取ることをおすすめします。
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ブログ執筆者
株式会社いばらき塗装テック 営業/施工管理
齋藤優衣
カラーコーディネーター